チーム動画紹介第17回「つくばフットボールクラブ」

2007年06月18日

kantoku_tsukuba

 今回お邪魔したのは茨城県つくば市のNPO法人つくばフットボールクラブ。ゼネラルマネージャーの石川慎之助さんとU-15監督の内田光洋さんにお話を伺いました。

左が石川さん、右が内田さん

「つくばフットボールクラブ」ってどんなクラブ?

 つくば市を拠点に幼稚園から社会人クラスまでの男女合わせて、約700名のクラブです。すべての人が生涯、素晴らしい環境でスポーツを楽しめるようにという理念で活動しています。中学生は約80人、スタッフはコーチ5人とトレーナーの計6人でサポートしています。

最近の悩み
 2004 年まで平日は体育館、週末はグラウンドを借りての練習でした。いろいろな工夫をしましたが、体育館での練習メニューは限られてしまいますし、子どもたちも集合時間前に自主練習を行なうこともできませんでした。しかし、いろいろな方のご縁や協力によって2005年にフットサルコート、昨年は照明付き天然芝のフルコートを用意することができました。昔からいる子どもたちには、最近「前と随分違うな」と驚かれています。

チーム作りで大切なことは
 ジュニアユース世代で重要なことは「らせん階段を登るイメージ」で年間の練習計画を考えることです。例えば、攻撃に関するテーマをこなしたら、次は違うテーマにステップアップしていきます。そして再び、攻撃に関する課題を行うときは、前回のレベルよりステップアップした攻撃のテーマにチャレンジしていきます。関連しながらステップアップしていく「らせん階段」のようなイメージをコーチ陣で共有しています。
 中学1年生の心の中は“小学7年生”とも考えられ、小学生の延長だと思います。個人差はありますが、中学2年生頃からいろいろなことに興味を持ち、家庭、学校、友人、自分の実力など、小学生ではあまり考えなかったことに悩みを抱えます。また競争の要素も入ってくるので、サッカーが好きで続けているはずなのに、練習や試合中に「心」がどこかにいってしまう時期が成長の過程であるのです。その時期を我々が個人個人と話をして、選手たちの心と向き合いながら練習を続けて行く事がこの世代の指導には欠かせません。
 そのような時期に無理やりテーマを押し込んでは逆効果です。コーチングスタッフのミーティングでは、チームの戦績の話より、一人ひとりの子供の話題がほとんどです。「心」がサッカーに戻ってくる時期になったら高い可能性を追い求めようと持ちかける、そんな指導が必要です。また、勉強も必須です。合宿でも勉強時間はとりますし、学業の成績もコーチたちは把握しています。成績が落ちてしまうとサッカーも集中できません。教職の資格を持っているコーチも多いので、勉強も教えることもあります。我々は学校の先生ではないので子どもたちも楽しそうに教科のことをコーチに聞いてきます。たとえサッカーでなくとも、いろいろな分野で子どもたちが将来活躍してくれることがチームの誇りになります。

クラブ運営で
 クラブではホームページや広報誌以外に、DVDも作成しています。これらのメディアを使って親御さんたちにクラブの活動を理解していただいています。親御さんたちは我々スタッフより年上ですし、子育ての経験もあるので、我々の方が勉強させてもらっています。親御さんやクラブ内だけでなく筑波大学、地域の企業との連携、地元の小学校とはゲストティーチャープロジェクト(クラブスタッフがゲストティーチャーとしてコーチングを行う)も初めました。地域との関係を大切にしながら、男女ともに各年代層のチームを整えることができ、昨年から天然芝のグラウンドも確保しました。
 もともとは女子のクラブから誕生したクラブですので、今後は女子にも力を入れて行こうと思っています。実績も出てきて、なでしこリーグに近づきつつあります。男子もJリーグを視野に入れていますが、慌てずにコツコツ登りたいと思っています。

編集部コメント

 取材を終えた帰り、いただいた名刺をよく見てみると「Everything begins with a dream!」と書いてありました。設備と人材を確保する道のりは、大変なご苦労があったと思います。しかし、つくばFCさんは、目標に向かってガツガツと突き進むというのではなく、設備や人材などの調整を無理せずに、一歩ずつ着実に「夢とともに」進みながらサッカーを楽しんでいるクラブという印象を受けました。肩に力をいれず、地域の方々と関係を構築しながらクラブを発展させてきた姿勢が感じられました。

(ジュニサカ編集部)

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