チーム動画紹介第18回「府中三小サッカークラブ」

2007年06月25日

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 今回お邪魔したのは東京都府中市にある府中三小サッカークラブ。チーム総監督の石田治英さんにお話を伺いました。

チーム総監督の石田治英さん

「府中三小サッカークラブ」ってどんなクラブ?

 30年前、精神面や体力向上を目的として、府中第三小学校教員の先生によって創られたチームです。当時、漫画『キャプテン翼』の流行に伴い、子供たちの数が飛躍的に増え、先生だけでは手が足りなくなってしまいました。そこで、子供たちのお父さん方にも協力してもらい、さらにはOBも指導員として活躍するかたちになりました。子供たちは総勢75名で今も増え続けています。部員のほとんどが府中第三小学校の生徒で成り立っているクラブです。

最近の悩み
 子供たちのモチベーションの変化です。そこにはいつも難しさを感じますし、最も気を使う部分ですね。怒られた時や壁にぶち当った時に、急にやる気をなくしてしまう子も中にいます。その子たちをどうやって立ち直らせるか、どうすれば変えてあげられるかは大人がいつも考えていかなければならない点です。
 子供たちを立ち直らせたり、変えてあげることは決して簡単なことではありません。ですが、何に悩み、苦しんでいるのかを私たちコーチがじっくりと観察し、いつも気にかけて声をかけてあげることが大事です。それに、コーチだけがその子に声をかけるだけでなく、チームメイトに日々、他人のことを考えて声をかけるような指導もし、チーム全体でモチベーションをあげられるよう努めています。集団スポーツを通じて困難に打ち勝つ術を学んでもらいたいです。こうした問題を解決できたとき精神的に成長していける子になると思います。

チーム作りで大切なこと
 まず、チームが大切にしている基本は創立当時からの目的である「スポーツを通じて健康で、強い気持ちを持った子供たちを育ていこう」ということです。“強い気持ち”の部分には、周りの人への思いやりも含まれます。例えば、相手のミスに文句をつけるのではなく、励ますような子であってほしいです。学年別ですと、低学年は勝ちを目指すだけでなく、仲間といっしょにプレーする楽しさを感じさせ、周りの仲間との協調性を考える子供を育てています。しかし、スポーツでは勝ち負けがとても重要なことの一つであるとは思います。やはり、高学年になると勝負にこだわる気持ちが強く芽生え始めます。そこもまた重要で、勝った時の感動や負けた時の悔しさ、プレーでの成功や失敗などさまざまな感情を経験し、自分から考えて、さまざまな面で向上していくための糧になるよう指導しています。
 あと、私たちが子供たちの声に耳を傾ける事は大事だなと強く思います。実際の試合や練習中に「あそこでパスを出さないのはなぜ?」と聞けば「周りが声を出してくれないから居場所がわからない」と答えた子供がいました。こういった意見交換で、コーチは周りの子に声を出させてあげるとプレーがしやすい事が見えてきたりします。聞けば、なるほどと思える意見や答えが聞けますから、子供の意見はよく聞いてあげるように心がけています。

編集部コメント

 府中三小サッカークラブの指導方針は健康、精神面の向上といったことの他にも、サッカーを楽しむという事が大事だとおっしゃっていました。実際に練習を見ていて、特にそれを実感することができました。
 グランドでは、ママさんチームがサッカーを練習する姿や子供たちの練習に交じってコーチも一緒になってプレーする姿が見られ、子供たちに負けないくらい楽しんだ表情でボールを蹴っていました。サッカーを楽しむことを自ら実践する姿は、ただ口で子供たちに指導するよりも言いたいことが伝わっていくと思います。このように、指導者が楽しまなくては指導者として長くは続かずに、逆に指導することが負担になっていくのではないでしょうか。子供たちはもちろんのこと、子供たちをサポートする大人たちが楽しい環境を作ることが、ジュニアサッカーチームを成り立たせる上で非常に重要なことではないかと感じました。スポーツをする大切さ、面白さを大人子供一緒になって学んでいる府中三小サッカークラブのチームの皆さんでした。

(ジュニサカ編集部)

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