チーム動画紹介第38回「羽根木キッカーズ」

2007年12月10日

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一流の環境ではないからこそ学べることもある

 今回お邪魔したのは東京都世田谷区で活動している羽根木キッカーズです。3年生担当の松本俊彦コーチにお話を伺いました。

「羽根木キッカーズ」ってどんなチーム?

 設立は1986年です。その時の練習場所「羽根木公園」がチーム名の由来になっています。現在このクラブは、16人の3年生と18人の5年生という2学年のチームで編成されています。お父さんたちが自分の子どものいる学年を教えるという、いわゆる「お父さんコーチ」が指導していますので、チームが存在するのは、コーチのできるお父さんのいる学年だけです。これは代々受け継がれているスタイルです。

この地域に関する悩みごとはありますか?
 ジュニアユースの年代ですね。世田谷区の中学校はサッカー部のある学校が少ないんです。もし、進学先にサッカー部がなければ、サッカーをやりたい子はクラブチームへ行くことになります。FC東京や東京ヴェルディなどのJリーグのジュニアユースは、セレクションに合格しないといけないですし、誰でも受け入れてくれるようなクラブもありますが、大所帯で競争が激しいようです。通うのにも時間がかかりますので、地元の中学校で活動できる環境が欲しいですね。

ジュニア年代のチーム作りで大切だと思うことを教えてください。
 サッカーが好きな子を育てるというのがベースです。勝つためにサッカーをやるのではなく、サッカーを好きになって欲しいと思っています。

子どもにサッカーを教えるということの難しさを教えてください。
 成長期の子どもたちですので、体格や体力に個人差があります。練習のレベルを上げるとついていけない子ども、逆に練習のレベルを下げると「簡単すぎてつまらない」と不満を漏らす子どもがでてきたりと、両者のバランスをとることが難しいですね。でも、それは私たち指導者にとって「困った困った、どうしよう」ではなくて、逆に「困らせてくれてありがとう」ということだと思うんです。つまり私たちもそれによって勉強できますよね。そうしてお互いが成長していくと思います。子どもたちが「サッカーが好きだよ」ってキラキラした目をしてくれたら、それで満足です。

編集部コメント

 取材をしたこの日の練習は午後1時から始まり、午後3時に終わりました。
まだまだ空には、お日さまが顔を出していました。公園や学校などの数少ないグラウンドを近隣のチームと分け合いながら使っているので、あまり長い時間、練習場所を確保することができないのです。
 練習の終わった子どもたちは、近所の公園に行って自主練習をしたり、ほかの球技を楽しんでいるそうです。こうした自由な遊びの時間も、子どもたちの個性を育てていくのには必要なことなのかもしれませんね。「一流の環境ではないからこそ学べることもあると思います」と松本コーチ。夢は、幼稚園から中学三年まで一環して育てることのできるサッカースクールを作ることだそうです。

(ライター 山本 浩之)

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