チーム動画紹介第45回「F.C.BRILLO」

2008年02月19日

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創意工夫を凝らしたサッカーチーム

今回は東京都文京区にあるF.C.BRILLO(ブリッジョ)にお邪魔しました。代表兼監督である酒本勝之さんとコーチ陣の皆さんにお話を伺いました。

「F.C.BRILLO」ってどんなチーム?

2002年に設立されたクラブで、カテゴリーはキッズ(幼稚園児・保育園児)とジュニア(小学生)です。選手数は77名で、コーチはサッカー経験者が3名、そのほか全員がお父さんコーチで指導を行っています。
ブリッジョでは、設立当初と変わらないコンセプトで指導を行っています。それはサッカーを通じて、子どもたちの体力増進をはかること。生涯サッカーができるような基礎を身に付けること。試合に勝つためのサッカーでなく、上手になるためのサッカーを目指すこと。もうひとつは、クラマー氏が語った「子供を大人に、大人を紳士に育て上げる」を実戦することですね。

練習メニューに、興味深い体操がありましたが?
ブリッジョでは運動神経を伸ばすために、デンマーク体操を取り入れています。この体操は、デンマークに留学していた私の娘が学んだ体操で、手と足をバラバラに動かすことで、運動神経を発達させる体操です。日本ではコーディネーショントレーニングと呼ばれているものがデンマークでは一般的に行われています。サッカーは足で球を蹴り、手でバランスをとる競技ですから、体操の効果は明らかですね。

その他に練習で工夫されていることは何でしょう?
運動神経は生まれてから10歳くらいまでに急激に伸びます。デンマークでは、赤ちゃんをトランポリンで遊ばせるといったように、幼児期のうちから運動神経の向上に力を入れています。ブリッジョでも、幼稚園の子どもたちに遊びを通じて、手足をバラバラに動かす要素を取り入れ、運動の基礎を早いうちに養っています。
また、日本人は反転が苦手であるということを聞けば、ラダーにターンの要素を取り入れ、効果が出そうであれば、随時、トレーニングメニューにはめ込んでいきます。そのほかにもラダーやドリブルでステップをきざむ時は、音楽をかけるようにしています。そうすることでリズムよくステップを刻めるんですよ。曲はドリブルの得意なブラジルにちなんで、サンバを流しています。

試合ではどんなことに気をつけていますか?
コーチがすべて教えてしまうのではなく、自ら考えて試合で動くことを身につけていなければ、言われた通りに動くだけのプレーヤーになります。だから、試合中に子どもが判断するプレーはすべて認めています。ブリッジョの方針としては、パス、ドリブル、シュートなど、状況に応じてどれを選択していくかは、その子の自由。そうさせることが、子どもの自由な発想を育てると思います。

サッカーから子どもたちに学んでほしいことは?
サッカーができるだけでなく、多くのスポーツが得意にしてあげたいですね。子どもたちがサッカーを生涯続けてくれることが、理想です。中学生・高校生になって、サッカー以外のスポーツを初めるとき、運動の基礎を身に付けておけば、必ず役立つと思うんですよ。サッカーを通して、スポーツの土台を作ってあげたいと思っています。

編集部コメント

 ブリッジョでは、「子どもたちの自由な発想を活かすのが方針です」と、酒本さんはおっしゃっていました。練習には、座ったままでの試合や、キックしたボールを棒に当てるものなど、紹介した以外にも、多くの練習がありました。そこには遊びの要素がたくさん詰まっていて、練習メニューもオリジナリティーあふれるものでした。
 「自由な発想を持て」と、子どもたちに口で説明しても、身につくものではないと思います。大人が実戦することで子どもたちも知らない内に、自由な発想を身につけていくのではないでしょうか。
(ジュニサカ編集部)

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