チーム動画紹介第62回「つばさサッカークラブ」

2008年11月17日

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未来に目を向けて指導するクラブ

今回は、東京都中野区で活動するつばさサッカークラブにお邪魔し、ヘッドコーチである中越宏明さんにお話を伺いました。

「つばさサッカークラブ」ってどんなクラブ?

 20年程前に漫画「キャプテン翼」の流行をきっかけとして、地域の子どもたちがサッカーに打ち込める環境を作ろうと、保護者の皆さんによって設立されました。部員数は110名、コーチ数は7名で活動するサッカークラブです。つばさサッカークラブの“つばさ”は設立のきっかけと同じく、「キャプテン翼」にちなんで名づけられました。チームは再来年で25周年を迎えます。

チームの指導方針を教えてください。
 簡単に言えば、子どもたちが5年後~10年後により伸びるような指導をしています。勝ち負けがどうでもいいとは言わないですが、勝敗を1番に考えるのではなく、個人として高い技術・プレーの質を身につけてもらうことが目標です。そして、スキルが身についた状態で、中学生年代に送り出してあげたいと思っています。技術以外では、サッカーするなら楽しくなければいけないというのも大前提ですね。サッカーは遊びの中で磨かれていくと思っています。いつでも遊び心を持ってプレーすることが子どもたちに身につくように指導しています。

練習ではポストプレーなどの要素を取り入れていましたが?
 小学生年代では、ボールを遠く蹴って走る攻め方や混戦状態から押し込むなどでの得点シーンがよくあります。しかし、サッカーする上で「くさびの動き」「ワンツーリターン」、「スルーパス」など狙ったプレーは、将来必要になってくると思います。1人で、落ち着いてボールを保持することを習得したあとは、パスを覚える。その次のステップとして、ワンツーなどを教えています。そこから、パスのフリをして、振り向くなど状況に応じて使えるプレーを教え、子どもたちのプレーの引き出しを増やすようにしています。

チームとしての悩みを教えてください。
 地区のグラウンド状況が悩みですね。中野区の公式戦を実施する一番大きな会場でさえ、小学生の11対11のサッカーをするには狭い。試合を行う場合でも常にプレッシャーがかかっている状態です。それほど狭いと状況判断もできず、春の区大会では、試合人数を8対8にしてもらったくらいです。また、中学校にあがってから子どもたちがサッカーを続けてたくても、「サッカー部の人数が少ない」「サッカー部がない」といった学校も多い。本当であれば、子どもたちの小学校6年間で培った技術を活かせるクラブチームを設立して、もっと長いスパンで指導をしてあげたいと思っていますが、中野区はナイター施設が揃った場所も少なく、中学生の部活が終わってから、中学校を借りるとなると練習時間が取れないなど、頭を悩ませてます。

子どもたちに1番身につけてもらいたいことはなんでしょうか?
 サッカーをコーチに教えてもらうものと思うのではなく、自分から自立心を持って取り組むことが大切だと思います。素直な子はコーチの言われた通りプレーしますが、それだけではうまくなる要素としては足りない気がします。逆に少し生意気でも、コーチの言うこと以外にもたくさん挑戦する子の方がより成長著しい印象があります。自立心がサッカーから離れた私生活でも芽生えるとより良いと思います。

編集部コメント

 つばさサッカークラブの取材を通じて、試合の起用法について興味深い話を聞くことができたました。「練習でうまくなった子が試合に出るという意見はもっともですが、うまくない子が試合に出なければ、プレーを改善したり、楽しむチャンスがなくなってしまうと思います。少しでも、試合に出てサッカーに興味を持ってサッカーが好きになってくれたら、と思います」と中越さん。
確かに、チームの中で参加できる大会は限りがあり、試合数もまた同じく限りがあります。ですが、ジュニアの年代のうちは、多くの子どもたちに可能性を与え、より多くの子どもたちがサッカーを好きになる・したくなる環境を作ることは必要だと思います。こういった環境から、多くの日本サッカーの将来を担う素晴らしい選手が生まれてきて欲しいですね。
(文 編集部)

VOL44

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