チーム動画紹介第63回「プルチーニFC」

2009年01月19日

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子どもの目線に立ったコミュニケーションで
サッカーキッズを育む

今回は神奈川県川崎市で活動するプルチーニFCの幼児クラスの練習にお邪魔して、チーム代表の戸田さんにお話を伺いました。

「プルチーニFC」ってどんなチームですか?

平成20年6月に設立した幼稚園の年少さんから小学校6年生までを対象としたクラブです。現在、幼児、小学生クラスとも各30名ずつ在籍しています。練習は川崎市中原区の等々力緑地内のグラウンドを使用しています。ここの施設には、Jリーグの川崎フロンターレがホームスタジアムとして使用している等々力陸上競技場もあります。クラブ名のプルチーニはイタリア語で「ひよこ」という意味です。由来は、イタリアでは8歳から10歳カテゴリーを【Pulcini】と呼び、これを参考に「ひよこ」からいつか羽ばたいて欲しいという願いを込めて名づけました。

チームの指導方針を教えてください。
チームとしてのサッカースタイルにこだわるのではなく、個々が自信をもってプレーできるように指導しています。スパルタ式のように他人が押し付けるのではなく、自分が考えたことを表現することが大切だと思っています。ああしろ、こうしろと言うよりは、子どもたちがサッカーを楽しめる状況を作り出すように心掛けています。サッカーが楽しいと感じれば、もっとサッカーに興味をもって、上手になりたいとか自分から上を目指すようになり、努力していくようになるのだと思いますね。

幼稚園児の指導で大切なことはなんですか?
大切なのは子どもの目線になってのコミュニケーションだと思っています。まだ、この年代だとサッカーを理解できませんから「お友だちと一緒にボールを使って遊ぼうよ」と言います。この場所にいることは、すごく楽しいことなんだよと感じてくれれば、人見知りをする子も自分から溶け込んでいけるようになります。あとは、コーチから積極的に声をかけるようにしています。ただ手招きをするのではなく、手を繋いであげるとか、なにか上手くできたら頭を撫でてあげるとかのスキンシップも大切ですね。

幼稚園の年代でも試合はあるのでしょうか?
プルチーニの幼児クラスは、参加人数が揃っているということもあり、試合や大会に出場することは多いです。試合は他の人と競い合う経験をするという意味で重要な機会だと考えています。大会で優勝をしたこともあって、自信もついてきているようですし、試合を楽しむこともできているようです。

今後の目標を聞かせてください。
子どもたちには、失敗を恐れずに、自分で考えたことに挑戦できるようになって欲しいと思っています。たとえ失敗しても、私たち指導者は、それをなじって子どもを萎縮させ、やる気を失せさせるのではなく、その子の考えを聞いてから的確なアドバイスをして、次にチャレンジをするきっかけを与えるという役割も担っているのです。子どもたちには勇気をもって挑んで欲しいと思います。そして、このチームで頑張ったことを幼稚園や学校生活にも繋げてもらえれば嬉しいですね。でも、なんといっても、みんなでサッカーを楽しむことが一番の目標ですね。

編集部コメント

 練習後半のミニゲームは、子どもたちがボールに群がっている状態。いわゆる「お団子サッカー」でした。けれども、試合が進むごとに、一人ひとりに注目すると「常にボールを追いかける子」以外にも、「ボールが来るのを待ち構える子」など、そのプレーには子どもたちに変化が感じられました。
ボールを追い掛け回してボールにさわれなかった。だったら、どうしたものか?と、もう一度自分で考えて、アイデアを閃かせた上での行動だったのかもしれません。
最近よく使われる「考えるサッカー」という言葉。幼児たちが見せてくれた何気ない試合での行動こそ、成長させてあげたい部分なのかもしれませんね。
(文 山本浩之)

VOL44

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