【第16回国際交流サッカー大会U-12前橋市長杯】決勝レポート

2012年09月18日

大会情報

岡田武史監督のクラブ、抗州緑城足球団の
U-12チームが前橋市長杯で初優勝!


9月15日(土)から17日(月・祝)に前橋総合運動公園ほか8会場で「前橋市制施行120周年記念事業 東日本大震災復興支援 第16回国際交流サッカー大会U-12前橋市長杯」が開催された。この大会は、海外からは中華人民共和国(抗州緑城足球団U-12)、大韓民国(韓国全国選抜、ソウル市選抜)から3チーム、国内からはJクラブほか地元前橋市から4チームなど、合わせて計36チームが参加して行われる大会。前大会同様、今大会でも中学年代でのプレーを見据えて、コートサイズは100~105m×60~68m以内、ボールも5号球が使用された。大人用のボールにも関わらず、恐れずにヘディングでボール処理をする場面やダイナミックなミドルシュートを放つ場面などが見られ印象的だった。

強豪チームがひしめく中で、決勝トーナメントへ進出したのは、抗州緑城足球団U-12(以下「杭州」)、バディーSC(以下、「バディー」)、川崎フロンターレU-12(以下、「川崎」)、柏レイソルU-12(以下、「柏」)の4チームが勝ち上がってきた。準決勝では、杭州が前半に入れた1点を守りきりバディーに勝利。Jクラブ同士の対戦となった川崎と柏は、4-2で川崎が柏を下した。

決勝戦のカードは、杭州と川崎。この杭州は、元日本代表監督の岡田武史さんが現在監督をしている中国スーパーリーグ・クラブチームの下部組織にあたる。今大会が初参加で、決勝戦までのぼりつめた。

14時15分、前橋総合運動公園で決勝戦開始。あたりの強さとドリブルでの突破力を生かした攻撃をする杭州に対して、スピードにのったパスワークでつなぎ相手をかく乱させゴールを狙う川崎、どちらも引けをとらなかった。攻守のゲーム展開が速く、一進一退が続き、互いにゴールを脅かすが、両チームのGKがファインセーブを連発。0-0のまま決着がつかず、10分間の延長戦を行うも、決まらなかった。そして、PK戦の末、杭州が初優勝を飾った。「日本のレベルの高さを感じました。スピードが速く、テクニックも高い。子どもたちにとって良い刺激になりました」と杭州・王仕海監督は話す。互いが全力を出し切ったこの試合は、今後の彼らの成長に生かされることだろう。

■抗州緑城足球団U-12 王仕海監督
このような素晴らしい大会に参加することで子どもたちには良い勉強になりました。また、ホームステイ先でも温かく向かい入れられて良い経験をさせていただきました。今回は優勝ができましたが、技術の方面はまだまだです。日本の技術の方がとても優れています。お互いに成長できれば良いですね。また、機会があれば参加したいです。

(文●ジュニサカ編集部・工藤)
(写真●佐藤博之)

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