コラム

海外で成功するには言葉の壁を破れ! 日本代表・内田篤人の信念と行動

2012年11月30日

日本人サッカー選手が海外クラブチームの名門マンチェスター・ユナイテッドやインテルなどで第一線で活躍している。10月23日(火)に発売した『フットボールサミット第9回』では、香川真司選手を中心に海外で活躍している選手の現在の状況を掲載している。
サッカーエンタメ最前線では、2週にわたり『フットボールサミット第9回』をピックアップ。今回はドイツの名門、FCシャルケ04の内田篤人選手が海外で成功したことについてミムラユウスケ氏のコラムを一部紹介する。ドイツに渡った当初、内田選手がまず最初に取った行動とは……?

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ノートでコミュニケーション

10月23日発売の『フットボールサミット第9回』(カンゼン刊)

内田篤人が海外のクラブで成功をおさめることが出来たのは、日本とは違う環境であることを当たり前のこととして受け入れたからだろう。

その現実を受け入れた上で、自らに何が出来るのかを考えていく。そこには、海外だから思うようにいかないという苛立ちも存在しなければ、戸惑いもない。問題が生じれば、それが海外でプレーするということなのだと考え、問題が生じたことを嘆くことなく、問題を解決することに全力を注ぐ。日本人選手の中には問題を解決する前の段階で、思考がストップしてしまう者も少なくないのだが、内田にはそんな無駄な時間がないのである。

海外でプレーする上で最初に直面するのは、言葉の違いである。

ブンデスリーガの場合、基本的にはドイツ語でコミュニケーションがとられる。内田が所属するシャルケは、在籍する25名中15名をドイツ国外の選手が占めており、英語が使われることも多いのだが、いずれにせよ日本人から見れば外国語であることに変わりはない。言葉ができなければ、日本でプレーしていたころのようにコミュニケーションをとることは不可能だ。そうした状況に嘆いたり、怒りを覚えてしまう選手もいるだろう。しかし、内田の場合は言葉が思うように伝わらないことは、トランプにおけるルールのようなものだと認識していて、そこからいかにして進んでいけば良いのかを 考えるのである。

まず、内田の特徴として第一に挙げられるのは、伝えなければならないことは、どのような手段を使ってでも伝えるということ。

彼のポジションはサイドバック。つまり、ディフェンスである。そのプレー間では失点に直結してしまうポジションだ。そして、ディフェンスであるからこそ、個人の力ではなく、チームとして連携をとらなければいけない場面がある。加入当初の内田は、そんなチームとしての守備の約束事について、疑問を抱くことがあった。しかしながら、言葉は全くと言っていいほど通じない。内田が用意したのは、一冊のまっさらなノートだった。

※『フットボールサミット第9回』P28-39より一部抜粋(文●ミムラユウスケ)
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内田選手が最初に考えたことは、伝えなければいけないことをどのような手段を使ってでも伝えることだと考えた。海外で成功するためには、「言葉の壁」を越えなければいけない。無理だと諦めてしまったり、悩んだりする時間を過ごすよりも、内田選手はノートを手に取った。ノートをどのように使っていったかというのは『フットボールサミット第9回』にエピソードも含め掲載されている。

VOL44

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