アイドルが指導者資格を取得!! 橘ゆりかさん特別インタビュー

2013年01月23日

サッカーエンタメ最前線

修了証はグリーンカード。受講して得たこととは……

――やっぱり、サッカーの細かいテクニックというよりは、サッカーそのものの楽しさを伝えて、子どもにどう熱中してもらうか、導入する手助けが重要なんでしょうか?

橘 そうですね、わたしは「体育」的というか、教育的なことを教えられる資格なんだなと思いました。直接受講仲間のお父さんお母さんから何かを言われたことはなかったんですけど、ゲームをしていくうえであだ名を決めて呼び合ったり。コーチの方もフレンドリーに「もっとがんばって○○ちゃん!」と声をかけてくれて、そうしたら人同士の距離も近づきますよね。いい経験ができました。そういうふうに講習で経験したことを、子どもたちにもすることができたらいいんだと思います。

――サッカーのプレー経験はもちろんなかったんですよね。大丈夫でした?

橘 いやもう、当然のようにミニゲームがあって「いきなりゲームですか!?」と固まってしまいましたけれども、疲れたら交代できますし、お父さんたちがフォローしてくれますし、女性でも大丈夫です。わたしも2点決めたんですよ! 女性は1ゴール2点だったので、ゴール数としては1ゴールなんですけど。嬉しかったですね。

――女性の方でも受講できる内容?

橘 もちろん。私以外に他にもお母さんもいましたし、女子大生もいました。その女子大生は子どもが好きだから、ということで、資格をとりに来られたようです。 でも実技は本当に疲れました。あんなに汗をかいたのは久しぶりで、すごく楽しかったです。おかげでぐっすり眠れました(笑)。
修了証はこれをもらえるんですよ。


――あっ、グリーンカードじゃないですか。

橘 はい、フェアプレーとか、いいことをした人に出すやつですね。

――この資格で今後、何かやっていけそうですか?

橘 いやー、どうですかね(笑)。でも、恥ずかしがっていちゃだめなんだなと思いました。子どもと同じ目線で遊んでいっぱい名前を読んであげたり、平等にパスを廻したり。そういうところに目配せをすることが大事だなと思いました。褒め合ったり、いいことをしたらグリーンカードを出したり。 お互いにやる気をだすことをめざしてやるんだなと思いましたし、創意工夫してサッカーをすることも大事だなと思いました。たとえばどうしたらもっと楽にボールを運べるか、自分で考えてもらうように子どもを導く狙いがあるみたいですね。チャンスがあれば子どもとちゃんと触れ合ってみたいと思います。

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日本サッカー協会の公認指導者ライセンスの「公認キッズリーダー」。満16歳以上から取得することができ、全国でさかんに講習会が実施されていて、サッカーの普及にとって重要な位置づけであるようだ。
橘ゆりかさんはアイドルでありながらFC東京応援番組「FC東京 VIVA Paradise」のリポーターを始めたことから、サッカーに深く関わり始め、ついに指導者資格を取得するに到った。そして「公認キッズリーダー」となったことで、サッカーを子どもたちにどう楽しく伝えられるかを感じ、考えされられたという。
公認キッズリーダーの講習会では特にボールテクニックのうまいへたは問われず、むしろ子どもをいかに前向きにさせ、自分で考えさせ、楽しくプレーしてもらうかという人間性が重要になる。だからサッカー経験の有無に関係なく、少しでもサッカーへの情熱を持つ人ならば誰でも受講が可能だ。
サッカー経験のない指導者や、お父さんやお母さんでも容易にとることができ、しかし子どもと触れ合ううえで心強い証明となる公認キッズリーダー資格。一日ですべてが完結するだけに、タイミングさえ合うようなら、ぜひとも取得しておきたいライセンスだ。

(文●後藤勝)

■プロフィール
橘 ゆりか
1992年12月23日、滋賀県出身。女性アイドルグループ「アイドリング!!!」のメンバー。アイドルの活動だけでなく、さまざまな分野で活躍。FC東京応援番組「FC東京 VIVA Paradise」ではメインレポーターも務める。JFA公認キッズリーダー資格取得(2012年12月)。橘ゆりかオフィシャルブログ「ちょっとたちばなし」。「橘ゆりかオフィシャルホームページ」。橘ゆりか facebookページはコチラから。

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