コラム

<実録インタビュー>サッカー界の“闘犬” ジェンナーロ・ガットゥーゾ

2013年02月22日

前回に引き続き、現在、好評発売中の『欧州サッカー批評SPECIAL ISSUE07』(双葉社刊)をサッカーエンタメ最前線では紹介したい。
今回、注目したのは、13年間在籍していたACミラン(イタリア)を離れ、スイス・スーパーリーグで活躍しているサッカー界の“闘犬”こと、ジェンナーロ・ガットゥーゾ選手のインタビュー記事。スイス移籍した後も、ミランへの愛は変わらない。そのガットゥーゾ選手の今に迫っている。

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欧州サッカー批評SPECIAL ISSUE07』P106-113より抜粋
(インタビュー●クリスティアーノ・ルイウ)

デルピエーロと間違えられて加入

――リーノ、君がいなくなってミラノだけじゃなく、イタリア中がとても寂しく思ってるんだけど、当の君はどうなんだい? 新しい環境にも馴れた? それに、スイス・スーパーリーグの印象は?

写真●Kiminori Sawada

「短く言っちまうと、かなりユルいね(笑)。と、それはもちろん冗談にしても、新たな場所は何もかもが新鮮だよ。確かにリーグ自体のレベルは少しばかり落ちるとしても、シオン会長のクリスティアンってオッサンはもうマジで野心家でね。メチャメチャ本気でこのクラブをトップレベルにしようと燃えているし、実際、この前の夏に契約する際、こう俺に言ってくれたんだよ。『まずはリーグ制覇を狙う我々だが、その目標は君の加入で確実になる』と」

――ただ、その言葉にはどうやら会長のちょっとした勘違いがあったような……。

「そうなんだよ。しかも、勘違いはちょっとなんてもんじゃなかった。あのオッサン、この俺とアレッサンドロ(・デルピエーロ)をごっちゃにしてたんだよ(笑)。なんつっても、あの頃のクラブは俺だけじゃなくてアイツの獲得も狙っていたからな。まさか俺とアレッサンドロを間違えるって、ココだけの話、かなり間の抜けた話なんだが(笑)。それで俺は会長にこう言っといてやったんだよ。『ボクの名前はガトゥーゾです。デルピエーロじゃありませーん』ってガキみたいな口調でね。で、『会長さん、あくまでもこの俺は敵のFWを潰すのが専門で、チームを勝たせるなんてスターな役回りはできませんよ』と(笑)。
とにかく、シオンは俺の家族が住むカルダーノからクルマで2時間だし、イタリアみたいなプレッシャーは皆無だしね。のんびりじゃないけど、言ってみれば理想的な環境がここにはある。
ただ、さっきは〝ユルい〟なんて冗談を言ったんだけどね、実際にはリーグのレベルは決して低くはないんだよ。戦術的にも一定の水準にある。ブラボーな監督も少なくはないしな。俺らも常に上を目指して、チーム力を高めていくよう努力しないと。ホントにデルピエーロが来てくれていたら、それこそ〝飛躍的に〟チームの力は上がったんだろうけど、でもアイツは、あろうことかカンガルーとサッカーをしに行っちまいやがった……(笑)」

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