サッカー母ちゃんの”まだまだ”ドタバタ日記「第5回 高校サッカー生活開幕!」

2013年05月09日

コラム

長男の高校サッカー生活が始まりました。

サッカー部の練習が始まった日、帰って来た長男に、待ちきれない思いで聞いた母ちゃん。

「どう? サッカー部」

「新鮮だった!」

返って来た言葉は、これだけ。
新鮮って。そりゃ新しい環境だから新鮮だろうが……。

いろいろ聞きたいけど、ほとんどしゃべってくれない。

それから連日の練習で、毎日ヘトヘトになって帰って来る長男。
ご飯だけもくもくと食べ、さっさと寝てしまう日が続きます。
……やっていけてるのか? 母ちゃんは不安で仕方がない。

長男は、調子が悪い時は黙ってしまう子です。
自分から話してこないってことは、もしかしたら、かなり厳しいのかもしれない。
大きくて強そうな子たちばっかりだったし……。

質問攻めにしたい気持ちをぐっと抑えます。
だって、新しい環境でいちばん不安を抱えているのは長男なんだから。
自分から話し始めるまで待っていなくちゃ……。

1週間くらい経過。

ある日、夕食を出しながら、辛抱たまらず、ついに、おそるおそる聞いてしまいました。

「……サッカー部、どんな感じなの?」

「めっちゃ楽しいよ!」

長男即答。

なんだ。楽しいの真意はわからないけど、とりあえず明るい声にほっとする母ちゃん。

「めっちゃ楽しい。みんな強いし」

「ああ、なるほど」

みんな強いから練習のしがいもあるんだね。
でも、それだけレギュラー争いは熾烈だってことか……。

「よかったね。求めてた環境じゃん。練習内容もジュニアユースのときと違う?」

「もうぜんぜん違う!」

「どんな?」

「まず、基礎練やって。それから鳥かごやって、1対1やって……」

「基礎練に鳥かごなら、ジュニアユースのときと一緒じゃないの?」

「ぜんぜん違うよ! 前のチームのときは、鳥かごとかもみんな笑いながらやってたもん。今は笑い一切なしだからね。もうひたすら削り合い」

「へー」

「みんなうまいヤツばっか。オレ、1対1でぜんぜん勝てない」

ガーン。

やっぱり。「ぜんぜん勝てない」か……。
大丈夫かなとずっと心配してたけど。うまい子ばっかりなんだなぁ。

ショックを受けたのを気づかれないよう、なんとか気を取り直す母ちゃん。

「だって、1対1なんて前はほとんどやってこなかった練習じゃない。そんなの始めてすぐできるわけないよ」

「ウン。だから今、がんばってる」

がんばってる、と言う長男の声は力強い。
母ちゃん、少し安心した。

どうやら、かなわないヤツらがいっぱいいそう……。
だけど「めっちゃ楽しい!」なら大丈夫。
ガッツがあるなら、今負けてたってなんの問題もないよ。

どうやら長男、周りが強いヤツばかりで圧倒されていた最初の数日は乗り越えた様子。

とりあえず、母ちゃんも少し部活の話を聞けて落ち着いたよ。
今度はいつ話してくれるのかな……。

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