サッカー母ちゃんの”まだまだ”ドタバタ日記「第7回 選ばれるか選ばれないか?」

2013年05月23日

コラム

朝、朝食の後片付けをしていると、会社に行く前の父ちゃんが流しの前に立っている母ちゃんの横に立ちました。

嫌な予感。

「あのさ。昨日、長男がさ。『オレ、選ばれないかもしれない』って言ってたんだ」

ガーン。朝から、心が折れそうになること言わないで。

先日から、父ちゃんは、長男たち1年生大会の予定があることを気にしていました。

選ばれるかな、でも1対1で負けてるらしいしな、でも、100メートル走やら懸垂やらのフィジカルテストでは成績よかったらしい、とかもう何かというとその話で。

選ばれるか選ばれないか、サッカー部の様子がわからないこともあり、母ちゃんの不安はまさにアドバルーンのように最高潮にふくらんでいました。

今割れたよ(涙)。

ま、予期していたことではあった。

「一応、励ましといたから。そもそもセレクションに行ったときにも、こいつらにはかなわないって思ったんだろ。そこで、ああ、もういいや、って開き直っていいプレーができたんだろ。その気持ちを思い出せ、人と比べるなって」

父ちゃん、たまにはいいこと言うじゃん。
母ちゃんも気を取り直そ。

「そうだよね、メジャーの黒田博樹選手、高校時代、ぜんぜんダメだったんだよね。高校の先生、ほとんど記憶に残ってない、ってこの間見た情熱大陸で言ってたじゃん。高校1年なんて、まだまだこれからなんだよね!」

「ああ……。でも、黒田選手はお父さんプロ野球選手で、お母さんは砲丸投げのオリンピック選手だからね」

しゅん。

父ちゃんが会社に行ったあとも、長男の気持ちを考えてはもやもや。
今まで、お山の大将で、いつもチームのリーダー、10番だった長男。
どんな思いでいるんだろう……。

父ちゃんのおかげで、その日一日切ない気持ちですごしてしまったぜ。

夜。

たまらない気持ちになり、もくもくと食事をする長男に向かって、
またちょっと「部活、楽しい?」と聞いてみました。

しばしの咀嚼タイム……。

「オレ、〇〇高校入ってよかった!!」

「ホント?」

「ウン。最初は正直、あー、近所の都立に行ってサッカー部入ればよかったかな、ってちらっと思ったこともあったけどさ」

ええっ!?

「でも、今はホントによかったと思ってる。課題作って練習してる。都立行ったRに聞いたらさ、サッカー部に入ったけど、まだぜんぜんボール蹴らせてもらえないらしい」

サッカー我慢して勉強してたのに。

「オレ、わかってきた。少しずつ上達してるよ」

ごちそうさま、と食器を片づけて二階に上がっていく長男。

メンバーに選ばれようが選ばれまいが、目先の結果はどうでもいいや!
長男がサッカーを思いっきり、情熱持ってやってくれたら。

しかし、オーイ、今日もノート広げただけで寝ちまうのか~!?
弟は塾から帰ってないのに……。

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