コラム

まみや食堂「上手にとりたい合宿中の食事」

2013年08月09日

合宿前から準備することは?

 今回のテーマは「合宿中の食事」です。限られた環境の中でも、ちょっとした工夫で、子どもに効果的でバランスのよい食事を用意することができます!

 夏休み期間中は遠征や合宿を行うチームが増えてきます。そこで指導者や保護者が心配になるのが「合宿中の食事」だと思います。いつもとは違う宿泊施設、決められた予算……。そんな中で、少しでも子どもたちのパフォーマンスが上がってコンディションが整えられる食事にするにはどうしたらいいのでしょうか? そんなお悩みにお答えしていきます。

■宿泊中のメニューを出してもらう
 宿泊先が決まったら、最初に宿泊期間中のメニューを出してもらいましょう。手書きのメニューをFAXしてもらう、または電話で聞くなどして、事前に情報を把握しておくことが大切です。

■チームのタイムスケジュールを作る
 合宿期間中のタイムスケジュールを作ります。起床時間、練習時間、試合時間、就寝時間を決めてから、それに合わせて食事時間を決めていきます。

■食事時間を決める
 通常は、朝食が7時~8時、昼食が12時~13時、夕食が18時~19時です。試合時間の3時間~3時間半位前に食事の時間を設定しましょう。これは食事をとってから消化吸収がほぼ終わる時間です。食事から運動までの時間が短いと、消化不良の状態で身体を動かすことになります。

 ですから例えば9時から試合が始まるならば、6時に朝食を食べるのが理想的です。もしも、朝早くて食事の用意が難しい、と言われた場合はおにぎりとバナナとオレンジジュースを用意してもらう方法もあります。

 14時からの試合(練習)の場合は、11時から昼食を始めます。その際は朝食時間も昼食と3時間以上空くように設定しましょう(食事と食事の時間が短いとお腹が空かないので、食べられません)。

 試合が15時や16時だった場合、夕食を18時から始めると、試合後にストレッチをして移動したら、すぐに食べなければなりません。試合後は心身ともに興奮状態なので、少し夕食時間を遅らせた方がリラックスして食事ができます。このように、試合や練習時間(移動時間)を考慮して食事時間を設定するようにしましょう。

プロフィール

間宮 裕子(まみや・ゆうこ)

岐阜県多治見市出身、在住。本名、森裕子。 名古屋女子大学家政学部管理栄養士専攻卒。97年から02年まで名古屋グランパスに在籍。専門学校トライデントにて講師としても活躍。07年1月より再び名古屋グランパスで栄養アドバイザーとして所属している。 現在は自宅でスポーツ栄養勉強会や料理教室を開催する他、食育講演などの地域貢献活動にも積極的に取り組んでいる。著書に『小学生・中学生のためのジュニアサッカー食事バイブル』『小・中学生のためのジュニアサッカー お弁当バイブル』(ともにカンゼン刊)がある。公式ホームページはこちらhttp://syoku-de-smile.com/

近刊情報

『プロクラブを支える“食”ストーリー 名古屋グランパス 勝利の食堂』

Jリーグに栄養士がいなかった時代から、初の専属栄養士として名古屋グランパスを「食」で支えてきた間宮裕子氏が、サッカーファンや、食事にこだわる人たちの声に応える。ダイエット、貧血対策、ケガ予防、強い体づくりの秘訣が満載。スポーツを楽しんでいる人々、子を持つ親、スポーツ指導者、栄養士を目指している人に贈るグランパス流「勝ち食」ストーリー。

VOL44

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