夏合宿はチームワークを高める絶好の機会! チームビルディングで選手の自主性を伸ばす組織づくり②

2013年08月12日

コラム

夏休みの時期は夏合宿のイベントを行うジュニアチームが多くあると思います。今回は、以前にも紹介した夏合宿でも使える、選手の自主性を伸ばすチームビルディングのメニューを新たに2メニュー紹介します。

文●福富信也 構成●田中夕子 写真●魚住貴弘 イラスト●原田弘和
協力●東京電機大学理工学部サッカー部

 


 

チームビルディングメニュー①「カウントゲーム」

1枚の紙にランダムに書かれた1から100までの数字を、3人で協力して若い順に見つけ出しチェックしていく活動です。この活動の気づきをより深いものにするためには、コツがあります。

●手順
①3人組をつくり、裏返しで用紙を配布する。
②制限時間は2分(1分半でもよい)、若い順に数字を見つけてチェックする。
③18⇔81など、どちらにも解釈できる数字は、都合よく解釈してよい。
④探している数字が見つからない時、その先の数字を見つけたとしてもペンで印などをつけることはできない(指で押さえるなどは可)。
⑤3人のうちだれが数字をチェックしてもいい(全員でもOK)
⑥1~100までの数字に1つでも欠番があると活動が成立しない
ので要注意。

この活動は合計3回トライします。1回目はルールだけを説明し、一切の作戦を立てさせずに実施します。私の経験上、2分間で50 を、1分半なら40を超えたらかなりいい記録です。1回目のトライを終えた時点で、2回目に向けて初めて作戦タイムを設けます。すぐさま反省点を改善し、活発に作戦が練られるでしょう。いざ、2回目のトライをします。他者との競争ではなく、先ほどの自分たちの記録を上回るように意欲を掻き立ててください。2回目のトライを終えたら、記録が向上したかを確認し、いったん指導者がふりかえりや解説の時間を設けるといいと思います。


 

「個」を生かすチームビルディング
チームスポーツの組織力を100倍高める勝利のメソッド

本書では、スポーツを行う子どもたちの個性を生かしながら組織を作り上げていく、チームビルディングの方法を紹介していく。実戦的メニューも織り交ぜた実用書であり、指導者やクラブ顧問には、必読の書。

【著者】福富信也
【発行】株式会社カンゼン

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