池上コーチの一語一得「積極的に走るプレーを見せない息子」

2013年10月15日

育成を考える

池上正さんが子どもに対する悩みや、保護者・コーチの子どもを取り巻く大人に関する疑問や悩みに答えるこのコーナー。今回は積極的に走るプレーを見せないお子さんについて、親御さんからのご質問になります。

◎練習(トレーニング場面での悩みやギモン)

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(質問者:小学5年生の保護者)

地元のサッカー少年団・サッカースクールに計週3回通う息子がいます。練習が休みの日も自分で自主的に練習しています。技術的には他の子と全く遜色ないのですが、とにかく練習中でも試合中でも積極的に走りません。特にゲーム形式の練習や試合ではスペースに走ったり、味方をフォローするような動きがなく、なかなかボールに触れません。そのため、試合ではDFやキーパーになることが多いのですが、DFのときなどは相手のFWに抜かれると追いかけようとする意欲がなく持っている能力以下に見えてしまっています。
「もっと走るか、ボールがきそうなところを見つけて動いた方がいいと思うよ」
「止まったままじゃパスももらえないよ」などと本人に言ってみるのですが全く改善する兆しがありません。さりげなく走りながらプレイする意欲がでる練習方法やアドバイスの方法があればお教え頂けませんでしょうか? それとも本人の自覚がでるまで待つべきでしょうか?
冒頭の自主的に行っている練習もフリーキックなどの止まっているボールを蹴る練習ばかりで、メインで動いているボールを蹴る練習は嫌がります。

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動くことを習慣にしよう。
最大の努力をしているか問いかけて

 世界のトレンドとして、現代のサッカーはいかに走れるか、豊富な運動量があるかが、選手の価値を計る大きな物差しになっています。要するに、走れない選手はなかなか使ってもらえません。

 そのことを鑑みたとき、ジュニアでやっておくべきことは「動く」習慣をつけることです。ボールが動くたびに自分のポジションを変える。ボールのないところでも常に動きながらプレーする。例えば、パス&ゴー。パスをしたら必ず走る習慣をつける。そのようなことはジュニアの時代から非常に重要です。

 前フランス国立サッカーアカデミー校長でJFAアカデミー・テクニカルアドバイザーを務めたクロード・デュソー氏は、「育成はしつけだ」と話しています。要するに、よい習慣をつけることがジュニア期に大切だということです。

 であれば、小さいときから走ることを習慣づけたいものです。走りながらボールを受けることは当たり前にならなくてはいけません。ただし、ここでいう「走力」は「持久力」ではありません。「動き回る」という習慣をつけることです。

 できればアドバイスは親ではなく、教えてもらっているコーチにしてもらうほうがいいでしょう。親がするとしたら、問いかけることです。

「ボールを取らないと攻撃もできないね。でも、君が最大の努力をしているようには見えないよ。ボールを取り返そうとしてる?」そのように話してみてください。

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