コラム

元スカウトマンが語る! 香川真司が世界で輝ける秘密とは!?【後編】

2013年11月18日

〝サッカーが好きかどうか〟それが一番大切なことだと話すセレッソ大阪の小菊昭雄氏は、スカウト時代、香川真司選手を見て衝撃を受けたという。後編では「家庭環境も彼が成長する上で大切だった」と話す小菊氏に香川選手とのエピソードを絡め、小学生年代の子どもを成長させるために大切なことなどを聞く。

文●小田尚史 写真●フットボールチャンネル

※『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.27冬号』P32-37より転載

〈前編はこちらから〉

 


真司は決して天才ではない


【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

──当時、香川選手を獲得するにあたって、不安面はありましたか?

 やっぱり、体格面は気になりました。彼にも両親にも、その話はしました。技術的に言えば、間違いなくでき、努力すれば、数年後はセレッソの中心選手でやれると。ただ、フィジカル的には少しきつい。体のサイズは逆にメリットにできる部分もあるけど、スピードに関しては懸念していました。でも、今ではそこをオハコ(十八番)にしているので、本当に凄いですよね。

──懸念された部分を伸ばすために、アドバイスなどしたことはありますか?

 いえ。すべては本人がマイナス面を自覚して、食事、トレーニング、休息から努力した結果です。「何か特別なトレーニングをさせたんですか?」と聞かれても、トレーニング自体は他のチームとそれほど変わらない。真司がどう取り組んだか……それに尽きます。こっちがストップをかけないといけないくらい、彼は一日のトレーニングを目いっぱいやっていました。根本には、“サッカーが好き”という思いがあるからでしょう。そのために、どう自分と向き合って努力するのか。

 過去にも個に秀でている、いい選手は入ってきましたけど、大きく成功しなかった選手は努力することができなかった。成功した選手は、目標や夢のために、コツコツ努力ができるんです。だから、真司は決して天才ではないですよ。本人も凄くその言葉を嫌いますからね。自分がいろんなことを犠牲にしてきた自負がある。努力で時間をかけて幼少期から積み上げてきたかけがえのない時間がある。それを一言で“天才”とくくられるのは嫌がります。実際、真司には失礼ですけど、彼より期待をかけて獲得した選手もおり、当時、決してトップレベルの選手とはいえませんでした。でも間違いなく彼ほどストイックに努力できる選手はいなかったですね。

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