【高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会】決勝レポート

2013年12月29日

浦和ジュニアユースが8年ぶり2度目の優勝!!

高円宮杯決勝

 中学生年代の冬の日本一を決める「高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会」の決勝戦が28日に大阪・J-GREEN堺で行われ、浦和レッズジュニアユースが2-1で大宮アルディージャジュニアを下して8年ぶり2度目の優勝を飾った。先制点を挙げた浦和のFW萩原大智(江南南サッカー少年団)は通算5ゴールで大会得点王。フェアプレー賞は、準決勝で大宮に敗れた三菱養和SC巣鴨ジュニアユースが受賞した。

ともにさいたま市に拠点を置くクラブ同士の「さいたまダービー」となった決勝戦は、激しいプレッシングが持ち味の浦和のペースで始まった。浦和は4分にFW萩原がファーストシュート。その後も丁寧なショートパスでビルドアップを図る大宮のパスワークを敵陣でつぶし、ショートカウンターで次々にゴールを狙った。大宮はGK加治屋歩夢(大宮ジュニア)の好セーブで難をしのぐと、10分にカウンターで反撃。右サイドで抜け出したFW小柏剛(ファナティコス)のクロスにFW奥抜侃志(上州FC高崎)が飛び込んだが、相手のブロックに阻まれた。

直後から互いに攻撃のテンポが速くなったが、先にゴールを奪ったのは浦和だった。13分、クロスから混戦になるとMF渡辺陽(東川口FC)のシュートがはじかれたこぼれ球を萩原が押し込んで先制した。

浦和は渡辺が「相手は同じ地元のチームでよくやっているし、知っている選手も多い。相手はパス回しが上手いから、前からマークをはめていこうと思ってやっていた。オレらは、大宮や柏に比べるとちょっと下手だから、その分泥臭く、走りや気持ちで負けないように頑張った」と話したように、走力と球際の激しさを備えた積極的な守備が光った。その後も試合は浦和のペースで進み、31分には萩原の直接FKがゴールを捉えたが、大宮のGK加治屋が鋭い反応ではじき出して意地を見せた。

 前半のシュート数は19対1と浦和が圧倒。後半に入っても試合の流れは変わらなかった。10分ほどで3本のシュートを飛ばすと、51分には左サイドを突破した渡辺がファーサイドへ鮮やかにシュートを決めて追加点を奪った。しかし、2点を追う形になった大宮は、ここから猛反撃に出た。選手交代で配置を変えると、55分にMF長谷川元希(新座たけしの)のスルーパスを小柏がシュート。56分には相手GKが前に出てクリアしたボールを長身FW山本剛嗣(浦和仲町)が狙ったが、カバーに入ったディフェンダーに防がれた。それでも攻め続けると57分にMF山田陸(大宮ジュニア)のパスからMF北西真之(大宮ジュニア)とFW山本の連係プレーで敵陣を突き崩し、最後は山本がシュートを決めて1点差に追い上げた。

それでも浦和はFW轡田登(越谷サンシン)が積極的にシュートを放つなど攻撃の姿勢は崩さなかった。寒風の吹き荒ぶ試合会場は、小さな雹が降って来る悪天候となったが、試合は攻める大宮とカウンターでとどめを狙う浦和の激しい攻防が続いた。そして、80分の激闘は2-1のままタイムアップ。歓喜に沸く浦和と悔しさのこみ上げる大宮の対照的な姿がピッチに描かれた。

浦和のFW萩原は「ダービーは絶対に負けられない。勝てて良かった。攻撃はワイドを使って相手が広がったら中を使う狙いだった。ピッチの中でも外でも元気とチームワークはどこにも負けない。夏に(日本クラブユース選手権の全国大会1回戦で大宮に)負けて悔しい思いをしたので、冬は絶対に取ろうと思ってやって来たので嬉しい」と喜んだ。日本一を望む気持ちと、ダービーにかける意気込みが見られた、全国ファイナルにふさわしい熱戦だった。

(文・写真●平野貴也)

VOL44

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