コラム

子どものために大人が実践したいメンタルサポート5ヵ条【後編】

2014年01月20日

かつてオシムさんは、日本の子どもたちには、サッカーだけでなく家庭や学校生活でさまざまなプレッシャーがかかっていて、それが大きなストレスになっていると指摘していました。みなさん、あなたの思いがけない一言が実は子どもにとってプレッシャーになっていることをご存知ですか? 前編に続き、池上正コーチに大人が実践したいメンタルサポートをお聞きしました。

構成・文●島沢優子 写真●編集部

※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.23冬号』P117-123より転載

(前編はこちらから)


不安そうな子どもの心を探る

そういった心がけをしながら、一人ひとりの子どもをきちんと見てあげてください。中には「普段通りにやろう」と言っても、表情がこわばっている子がいます。そんな子を見つけたら、ぜひ不安を取り除いてあげてください。

「どうしたの? 何か不安なことがある?」

例えば、初めてのポジションに挑戦する子。「いや、いつも右のサイドバックなんだけど、今日は左だから。うまくできるかなって」そんなときは、具体的にアドバイスします。「無理して左足でセンタリングを上げようとかしなくていいよ。右に切り返してパスすればいいよ。右でも左でも、そのときの自分のやりやすい方の足で蹴ればいいから」そして、「失敗してもいいんだよ。サッカーはミスするスポーツだからね。みんなでカバーしあえばいいよ」と話しましょう。

試合のとき、動きが消極的な子どもを見つけたときも同じ対応です。「どうして動かないんだよ!」などと怒鳴らず、心の中を探ってください。

「どうしたの? ボールがきてほしくなさそうに見えるよ」

すると「だって、僕、うまく蹴れないから」と下を向きます。そんなとき「ちゃんと練習してないからだ」などと言わず、「じゃあ、今度一緒にキックの練習しようか?」と前向きな言葉がけをしましょう。そして、試合中にその子が一度でも上手にキックしたら「今のキックいいよ」とほめてください。成功体験を積み重ねることで成長します。旧来の「短所を克服して這い上がらせる」といったイメージは捨てることです。

池上先生

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