ナイスプレーのために親からはじめよう!睡眠改善のススメ【前編】

2014年01月25日

コラム

日本の子どもの睡眠時間は世界の平均睡眠時間より1時間ほど少ないという統計がありますが、そんなに深刻な問題なのか、実際のところ、わかりませんよね。しかし、確実にサッカーやスポーツに影響を与えるものがあるようです。“子どもの早起きをすすめる会”発起人で、東京ベイ・浦安市川医療センター長を勤める神山潤先生に話を聞きました。

文●石井紘人

※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.21夏号』P133-136より転載


ベストの睡眠時間は7~8時間?

――率直に聞きますが、睡眠は人間にとってどれくらい重要なのでしょうか?

 まず、こういったことに“このスケジュールで動けば良い”という正解は存在しません。ひとつ例を挙げましょう。BMI(メタボリックシンドローム:内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態)の数値と睡眠時間でグラフを作ると、世界中のどんな国、どんな年齢層でもほぼ同じ線ができます(下図参照)。これを見て睡眠時間をどうすればいいと思いますか?

■睡眠時間とBMI(体重指数)関係

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2004年に1800人を対象にシカゴ大学で行われた実験結果。睡眠時間によってBMIの数値が変動している。なかでも、7~8時間睡眠のグループは数値が低いことがわかる。適した睡眠時間が健康にもつながっている。


■睡眠時間と死の危険度

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睡眠時間の長短が死に関係している調査結果(1982年~1988年アメリカで実施)。短すぎず、長すぎない睡眠時間が死の危険性を回避しているようだ。


――7~8時間の睡眠をとるのがベストだと思います。

 そうでしょう。ただ、僕自身は必ずしもそれがベストだとは思わないのです。なぜかというと、7~8時間睡眠の方はすべて肥満じゃないのでしょうか? 5時間睡眠の方は皆肥満なのでしょうか? 違いますよね。このグラフには、あなたの適切な睡眠時間に関する情報は全く含まれていないのです。つまり、人それぞれなわけですから、僕が読者の方々に『みなさんは8時間寝た方がいい』とは言いきれないわけです。ただし、ひとつ言えることがあります。それは、人間は昼行性の動物ですから、午前中の活動期間に眠くならないような睡眠をとるのがいいということです。

――なるほど。どのようにすると午前中に眠くならないかを、いろいろな睡眠時間をとって、知ることが必要だということですね。

 その通りです。試さなければいけません。とは言え、いい睡眠をしても、14時頃は人間誰だって眠くなるものです。これを夜の睡眠でカバーするのは難しいので、必要な方は10分~15分の昼寝をするのが良いのではないでしょうか。もちろん、昼寝が必要じゃない方がいるのも忘れてはいけません。

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