コラム

ドイツで活躍する点取り屋・岡崎慎司選手が海外で得たものとは?

2014年03月16日

ジュニサカ最新号『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.32』の特集「確実にゴールを決める『シュート』技術を磨こう!」で登場したドイツのサッカー指導者・中野吉之伴氏。同氏は新聞社の通信員としてもブンデスリーガを取材し続けています。今回、なぜ岡崎慎司選手が今季ゴールを量産できるようになったのか、その理由を伺いました。その背景には育成年代で身につけるべきことが潜んでいます。

文●木之下 潤 写真●フットボールチャンネル編集部 取材協力●中野 吉之伴


気づき、悩み、行動する力が結果につながる

――国立競技場で最後となった日本代表戦(3/5)。岡崎慎司選手はニュージーランドから2ゴールを奪いました。今季はシュトゥットガルトからマインツに移籍し、9ゴールを上げて好調を維持しています。4ゴールに終わった昨季から一体、何が変わったのでしょうか? 

中野吉之伴氏(以下、中野氏) シュトゥットガルトに移籍してきた頃は、がむしゃらにプレーしていた印象です。ポジションはFWではなく、サイドでの起用が多かったですが、それなりに結果も出していました。でも、翌シーズンは徐々に出場時間が減り、ゴールもとれなくなりました。ただ、岡崎選手は黙々と『自分が考えたこと』をやり続けていました。残念ながらシュトゥットガルトでは結果に反映されませんでしたが、その時々で悩み、自ら考えたことを実行してきたからこそ、今季の活躍に結びついているんだと思います。

――昨季は、結果を出せない中でも悩みながら自分なりにトライをしていたわけですね。

中野氏 はい、ずっと続けていました。サッカー選手として成長するには『気づき、悩み、行動する力』が必要です。昨季は結果が残せない中でも自分なりに考え抜いて、常に練習に取り組んでいました。それに、いい意味でドイツ流のリスペクトを学んだのだと思います。

――ドイツ流の『リスペクト』とは、どういう意味でしょうか。

中野氏 日本人とドイツ人が考える『リスペクト』は少し違うように思います。日本ではリスペクト=尊敬の念と捉えられ、上下関係がある程度はっきりしていて、そこに差が生まれているように感じる。もちろん、ドイツ人にも敬意はあります。でも、彼らにとっての『リスペクト』とは、相手の意見や行動を認めることなんですよ。サッカーで例えると、自分たちはがんばって練習してきたから勝ちたいけど、当然相手も勝ちたいわけですよ。それをお互い認めたうえでぶつかり合おうということなんです。ようするに、対等の関係なんですね。それは選手同士に限りません。選手と監督、選手と審判、選手と親などさまざまです。

140316岡崎選手

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