【ダノンネーションズカップ2014 in JAPAN】決勝大会 決勝戦レポート

2014年03月31日

ライバルを下し、横河武蔵野FCジュニアがブラジルでの世界大会の切符をつかむ

 世界大会の出場切符をかけたU-12世代の8人制大会、ダノンネーションズカップ日本大会は3月30日(日)に駒沢オリンピック公園で決勝戦を行い、横河武蔵野フットボールクラブジュニア(以下、横河武蔵野)が2-0で東京ヴェルディジュニア(以下、東京V)を破って初優勝を飾った。横河武蔵野は、今夏にブラジルで開催予定の世界大会に日本代表チームとして出場する。

 決勝戦は、横河武蔵野の持ち味がいかんなく発揮された。試合開始早々の3分、オランダ代表のロッベンに憧れているという角昂志郎くんが左サイドから鋭いドリブルシュートを決めて先制。さらに9分、GKのパントキックを最前線の福崎伶青くんが収めて右サイドへ展開すると、スピードを生かした突破が得意だという右DF小林千馬くんが縦に抜け、鋭角から思い切ったシュートをゴールのサイドネットに突き刺して追加点を奪った。

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 後半も終始、横河武蔵野のペース。2点のリードを生かして意図的に攻撃をスローダウンさせ、試合の流れをコントロールした。横河武蔵野は、大会を通じてじっくりと横パスをつなぎながらタイミングよく前へ仕掛けていく攻撃を発揮。大舞台では個の特長も生かして2-0で試合を押し切った。

 東京Vも中盤の選手が積極的にボールを引き出してパスサッカーを展開しようとしていたが、ミスが続いた。主将の佐古真礼くんは「立ち上がりに2点を取られて焦ってしまった」と苦しかった心境を吐露。FW権田陽太くんは優秀選手(ベスト8)に選ばれる活躍を見せながら、決勝は不発。「ちょっと相手をなめてしまった部分があったと思う」と肩を落とした。戦術面でも松尾洋監督が「横河さんに勝つときは、相手の守備ラインにプレッシャーをかけに行けていたが、今日はできなかった」と悔しがったように、横河のボール保持を崩せなかったことが勝敗に響いた。

 決勝でライバルを破った横河武蔵野は、今大会の優勝で得られたものがあったようだ。先制点を挙げた角君は「得意のドリブルからゴールを決められて良かった。自分のプレーはどのチームが相手でも通用すると確信できた」と個人の手応えを話し、大会の優秀選手(ベスト8)に選ばれた依田らい木くんは「PK戦ではGKに助けられて勝ち上がった。みんなで協力して戦えたから優勝できたと思う」とチーム力の向上を口にした。

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 横河武蔵野では、コーチたちがいつも練習前に「自分が主役なんだと思ってプレーするように」と言っているという。日本大会の主役となった彼らは、大きな自信を得て世界へと羽ばたく。主将の松本太一くんは「もっとパスを回して相手を疲れさせて、相手の嫌がるところを突いて攻められるようになりたい。世界大会も優勝したい」と次なる大舞台に目を輝かせた。次の目標は、世界大会の主役だ。

■優勝 横河武蔵野フットボールクラブジュニア 戸田智史監督のコメント

この年代を指導してきて、選手が大会ごとに浮き沈みする様子を見てきました。だから、この数年は大会の成績ではなく、得意なプレーを磨くこと、長所を伸ばすこと、苦手なプレーを練習してできることを増やすことをより大切にしてきました。彼らは、その点でしっかりとサッカーに向き合ってきた子たち。成果を見せた上での優勝は正直に嬉しいです。僕は指導者として海外で試合をしたことがないので、子どもたちに連れて行ってもらう世界大会ではいろいろなものを吸収して帰って来たいと思います。これまでの日本代表は良い成績を残していますが、そのプレッシャーに負けないように頑張って来ます。

(文●平野貴也 写真●平野貴也、編集部)

VOL44

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