【EXILE CUP 2014】決勝大会 大会レポート

2014年09月29日

EXILE CUP 2014

元日本代表・宮本恒靖さんも子どもたちと熱戦! イベントや白熱した試合で盛り上がった大会は田宮ビクトリーの優勝で幕を閉じる!!

 9月28日(日)、しんよこフットボールパーク(神奈川県横浜市)にて「EXILE CUP 2014」の決勝大会が開催された。2010年より「小学校4年生から6年生によるフットサル大会」として毎年開催され、5年目を迎えた今年度も全国から408チームが参加し、すっかりと定着してきた感がある。7月8日の鹿児島アリーナでの九州大会を皮切りに、全国9地区で予選大会がスタート。優勝チームに決勝大会の出場権が与えられた。

 決勝大会の予選は、9チームを3ブロックに分けた総当りのリーグ戦で行われ、各ブロック1位の、田宮ビクトリーサッカー少年団(四国代表・徳島県)、江南南サッカー少年団(関東代表・埼玉県)、EDC(関西代表・兵庫県)そしてブロック2位で成績最上位の聖隷クリストファー(東海代表・静岡県)の計4チームが決勝トーナメントへと駒を進めた。

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 準決勝では、田宮ビクトリーサッカー少年団(以下、田宮ビクトリー)と江南南サッカー少年団(以下、江南南)が勝利して、いよいよファイナルマッチがはじまった。前半、田宮ビクトリーは、江南南に先制を許すものの、すぐさま追いつくと逆転に成功した。後半にも1点を追加した田宮ビクトリーに対して、江南南は反撃をするが、時計の止まらない8分ハーフのランニングタイムが採用されている試合だけに、残り時間は瞬く間に減っていく。2点差は重くのしかかり、とうとう得点差を縮めることはできなかった。結局、田宮ビクトリーが、3-1で逃げ切り「EXILE CUP」の第5代目チャンピオンチームに輝いた。

 すべての試合を終えたあとは、スペシャルプログラムとして、元日本代表の宮本恒靖さんが率いる「TEAM MIYAMOTO」対「決勝大会出場チーム選抜メンバー」との試合も行われた。結果は2-2のドローとなったが、大人を相手に果敢に個人技を仕掛ける子どもたちの表情は真剣そのものだった。しかし、ときには笑顔も溢れながら、スペシャルマッチを存分に堪能したようだった。

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 ゲストの宮本恒靖さんに、ジュニア年代でのフットサルの大切さについて話を伺うと「フットサルは狭いピッチでプレーをするのでボールの置き方(持ち方)を自然に身につけやすい環境にあります。また、判断の部分についても、自分たちで試合の流れを感じながら、プレーを選択する能力を高めていくのに最適です。そして、満足のいくプレーができたら、1回だけで納得してしまうのではなく、自分の体がしっかりと覚えるまで何度も繰り返してチャレンジするのがポイントです」と上達のコツも教えてくれた。

 表彰式では、プレゼンテーターとして、1968年のメキシコオリンピックでの得点王で、現在は日本サッカー協会の顧問を務める釜本邦茂さんも登場。選手たちは数々の記念品を手に満面の笑みをみせていた。

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 さて、優勝した田宮ビクトリーだが「選手たちは寝不足気味で遊び疲れもありましたが、試合をこなすうちに調子があがってきたようです」と正岡監督。実は、前日の27日には観光を楽しみ、夜には本大会の参加者全員が招待されたEXILE TRIBEの東京ドームでのライブを観覧したとのこと。「決勝大会は、子どもたちが自分たちで勝ち取ったものですから、ご褒美のようなイベントです。子どもたちの意見を尊重して、サッカー以外のことも楽しむ機会をつくってあげたかったんです」との指導者の思いに、優勝という最高の形でこたえることができた選手たち。「来週からはバーモントカップ(全日本少年フットサル大会)の徳島県大会も決勝トーナメントに突入しますので、気持ちを切り替えて、また徳島県代表として、全国への切符を手に入れたいです」と早くも次の目標へと向かっていた。

(文・写真●山本浩之)

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