なでしこW杯連覇への“切り札”。岩渕真奈選手が語るドリブルの極意
2015年06月27日
サッカーエンタメ最前線日本時間の明日早朝、なでしこジャパンワールドカップ連覇に向けて、オーストラリア代表との重要な一戦が行われる。ブラジルを破って勢いに乗る相手だけに、厳しい戦いになることが予想される。そういった状況のなかで重要になってくるのは“シンデレラガール”の存在。今大会でその筆頭に挙げられるのは、天性のドリブラー・岩渕真奈選手だろう。今回は、そんな彼女がかつて語ったドリブルの極意に耳を傾けてみる。
(構成●編集部 文●馬見新拓郎 写真●Getty Images)
『ジュニアサッカーを応援しよう! VOL.15』より一部転載
男子にまじって徹底的に1vs1を鍛えたジュニア時代
──まずは、岩渕選手がサッカーを始めたきっかけから教えてください。
2歳年上のお兄ちゃんが関前SCというチームでサッカーを習っていて、その練習に一緒について行ったのが最初のきっかけです。小学2年生のときですね。私も真似して横でボールを蹴っていたら、チームの監督から「一緒にサッカーやってみない?」って誘われました。そこで私は「やりたいです!」って答えたんです。
──他にも女子選手はいたんですか?
ひとつ下の学年には、あとから女子が2人入りましたけど、私の学年は男子ばかりでした。お母さんは「女の子だから」って理由でサッカーをやることに反対だったらしいんですけど、私が「どうしてもやりたい」と頼んで習わせてもらったんです。
──女子チームに入りたいとは思わなかったんですか?
それが全く思わなかったんですよ。東京都の選抜トレセンに参加して、神奈川県選抜と対戦したこともあったんですけど、男子とやっているときとはスピードが違うし、スルーパスを出しても届かないことも多かった。だから当時は少年団でプレーしているときのほうが楽しかったんだと思います。
──関前SCでは、どんな練習をしていたんですか?
チーム練習というよりは、1対1とかドリブルの練習が多かったです。ミニゲームはありましたけど、とにかく1対1を徹底的にやってました。あとは、練習時間が長かったです。練習は火曜と土曜だけなんですけど、土曜日なんて14時30分から19時まで練習してました。
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