審判への野次、相手チームの批判…。子どものために気をつけたい親の言動

2015年08月07日

コラム

ジュニア年代のサッカーは、親と子の二人三脚です。子どもの上達を願うなら、親も成長していく必要があります。そのために、ぜひとも知っておきたい親の心構えをジュニア育成の現場に立つ指導者が教えます。

(文●末本亮太 写真●編集部)

『サッカー少年の親になる!』より一部転載


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我が子の試合でアツくなりすぎてしまうお父さん、お母さんへ

 試合会場に行くと、熱くなった保護者の方の「今のはオフサイドだろ!」「審判、何やっているんだ!」といった罵声を聞くことがあります。

 自分の子どものチームに勝ってもらいたい気持ちはわかりますが、親として、子どもたちの目の前で審判に対する批判を口にしたり、罵声を浴びせたりするのは、良いことだとは言えません。

 親が批判的な矢印を誰かに向けた瞬間、子どもは親のそういった態度を肌で感じます。子どもの前で他人を批判するのはやめましょう。

 思い通りにいかないこともありますが、受け入れて前に進んでいかなければなりません。まさに人生そのものです。それを背中で見せるのが親であり、大人であると私は思います。

 審判への批判や野次のみならず、指導者や相手チームへの批判も抑えてもらいたいものです。不平不満を口にしたくなることもあるでしょうが、審判や対戦相手がいなければ、サッカーそのものが成立しないのです。自分の子どもや所属チームだけでは試合はできませんし、気に入らないことがあった審判、指導者、相手チームであっても、彼らはリスペクトすべきサッカー仲間なのです。

 万が一、本当にひどい誤審があったときには、チームの指導者が審判や本部と話し合うなどきちんと対応します。

 一度、ほかのジュニア年代のチームの試合を観ていたとき、ある判定に不満を持った親が外から審判に罵声を浴びせ、審判と激しい口論になっているところを目にしたことがあります。残念ながら、子どもが主役であるはずの試合の場で、ありがちな光景です。

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