日本になかなか現れない大型“ミッドフィルダー”。世界のアンカーはどこがすごい?

2015年08月12日

サッカーエンタメ最前線

強いチームには必ず、黒子役に徹することのできるミッドフィルダーがいます。今回は、そういった選手たちのいぶし銀なプレー集を紹介します。

(文●高橋大地/ジュニサカ編集部 写真●Getty Images)


≪大型MFを代表するふたりの選手の比較動画 セルヒオ・ブスケッツ(バルセロナ) vs ネマニャ・マティッチ(チェルシー)≫

闇雲に走り回ることが中盤の役割ではない 

 近年、欧州サッカーではアンカーポジション(中盤の底)に身長190cm近い大型のミッドフィルダーを起用する傾向があります。

 そういった選手たちを代表するのは、動画でも紹介しているセルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)とネマニャ・マティッチ(チェルシー)でしょう。

 マティッチは、いわゆる“フィジカルモンスター”。190cmを越える長身でありながら、機動力に優れ、ひとりで守れるプレーエリアが尋常じゃなく広い。パスでの組み立てなどには、少し難がありますが守備時の貢献度を考えれば、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が重宝しているのも頷けます。

 一方、ブスケツは、ポジショニングなど“頭”で勝負するタイプでパスの能力やプレーヴィジョンも世界最高峰。昨シーズンにバルセロナを退団したチャビも、後継者としてブスケツの名前を挙げているほどです。

 さらに、守備時は絶妙なポジショニングで敵チームのカウンターを防いでいます。よって、中盤で闇雲に走っているシーンはほとんど見かけず、ボールタッチにも常に余裕があり優雅。派手さはないので、一見目立たないですが、バルセロナの試合をじっくり見てみれば彼のチームへの貢献度はおのずと見えてくるはずです。

Sergio Busquets of FC Barcelona during the Joan Gamper Trophy match between FC Barcelona and Leon F.C. at Camp Nou on august 18, 2014 in Barcelona, Spain(Photo by VI Images via Getty Images)

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