コラム

子どもが「自分で考える術」をもつためには何が必要?

2015年12月11日

やさしくてシンプルな子育て方法を教えることで、国際的に高い評価を得ている講演家バーバラ・コロローソによるベストセラー『子どもの力を引き出すシンプルな習慣 自分の力でやってみる喜びを育む』より、子育てにおいて役立つ言葉を一部抜粋して紹介します。

(著●バーバラ・コロローソ 訳●田栗美奈子 写真●編集部)

『子どもの力を引き出すシンプルな習慣 自分の力でやってみる喜びを育む』より一部転載


多くの子どもは「親の考え方」に影響され「自分で考える術」をもてない

 子どもには責任感をもってほしい。機知に富み、快活で、思いやりのある人間になってほしい。そしてなにより自分の頭で考え判断できるようになってほしい。親としてはそう願っているはずです。

 ところが現実には、親は子どもに考えさせているように見せながら、自分の考えを元にして、「こう考えるべきだ」と教えこんでいることがじつに多いのです。

 子どもがよちよち歩きのころから、わたしたちは早くも「自分で考えなさい。コートと手袋をするのを忘れちゃだめよ」と言っていたりします。子どもがある程度大きくなってからも、「自分で考えなさい。試験の準備をしなきゃいけないんじゃないの?」「自分で考えなさいって何度言えばわかるの?」こんな具合に続いていきます。

 多くの子どもは、大人になる入口の時期に、どうやって自分で考えればいいのかを模索しつづけます。というのも、「親の考え方」はすっかり身についているのですが、「自分でどう考えるか訓練する機会」にほとんど恵まれてこなかったからです。

 子どもが自分で考え、自分の問題を解決できると思えるようになるには、自尊心と倫理観、そして自らの力を信じる気持ちが必要です。その力を育てるには、子どもに責任を与え、決断する能力を鍛えることです。そのためには、まず子どもに判断させ、それに対して評価を下すことなく導きます。自らの決断が招く結果を通して、成長させることが大切です。

 失敗しても、まずい選択をしても、子ども自身の責任です。その選択で傷ついたり困ったりしても、本人が前向きに取り組んではじめて解決できるのです。子ども自身がその事態の当事者として動くことにより、気高い心や倫理観、そして自尊心が育っていきます。

 親のもつ真の力とは、子どもを支配して言うことをきかせることではなく、子どもを力づけてやる手腕のことなのです。

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<関連リンク>
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言葉のかけ方ひとつで変わる質問法。 大切なのは「子ども自身に問題を解決させること」

プロフィール

著者:
バーバラ・コロローソ(Barbara Coloroso)
きわめてやさしくてシンプルでありながら、大切な子育ての方法を教えることで、国際的に高い評価を得ている講演家。フランシスコ会の修道女から転身、長年にわたって学校教師や大学講師を務め、3 人の子どもたちを育て上げた経歴を持つ。これまで40 年近くにわたり第一線で活躍を続け、テレビやラジオの人気番組、子育てのワークショップやセミナーを通して多くの親や教師たちに、子どもと楽しく生きていくための知恵を提供している。本書はその経験の集大成で、全米でベストセラーとなり、子育てのための名著として読み継がれている。

訳者:
田栗美奈子(たぐり・みなこ)
翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒業。訳書にC・B・クライン『孤児列車』、M・オンダーチェ『名もなき人たちのテーブル』、J・バクスター『ウディ・アレン バイオグラフィー』(以上、作品社)、D・ペルザー『”It”(それ)と呼ばれた子』シリーズ(ヴィレッジブックス)など多数。


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【商品名】子どもの力を引き出すシンプルな習慣 自分の力でやってみる喜びを育む
【発行】株式会社カンゼン
【著者】バーバラ・コロローソ
【翻訳】田栗美奈子
四六判/240ページ

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