久保建英選手のアシストから平川怜選手のゴールで先制も”00ジャパン”はマリに完敗!!

2016年06月25日

ジュニアサッカーニュース

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【写真:劣勢の流れから先制を決めた平川怜選手(FC東京U-18)】

 U-16インターナショナルドリームカップ第2戦の相手はアフリカの新鋭国マリ。90分を終えて、スコアボードに刻まれた数字は1-2だった。だが、試合を視察した関係者が「完敗だった」と口をそろえたように、内容的には歴然たる差があった。

 猛烈な強風が吹いていたこの日の鳥取市営サッカー場バードスタジアム。前半は追い風を受ける日本が優位に立つかと思われた。実際、選手間でも「風上の前半で勝負を決めてやろう」という話は出てもいた。だが、フタを開けてみれば何とも難しい試合だった。「物凄い迫力と足の長さでガンガンボールを奪いに来る相手」(森山佳郎監督)をいなしきれず、ボールロストが頻発。なかなか危険なゾーンまでボールを運べなかった。

 38分に右サイドで敵DFを翻弄したMF久保建英選手(FC東京U-18)のアシストからMF平川怜選手(FC東京U-18)の得点で先行したものの、風下に移った後半は完全なるマリペース。相手の圧力に屈するように52分(ママドゥ・サマケ)と56分(シビリ・ケイタ)に連続失点を喫して逆転を許すと、最後まで相手の守りを切り崩せず。途中交代の選手も軒並み違いを作れず、相手の堅陣を前にシュートすら打てないまま、試合終了のホイッスルをきくこととなった。

 試合後、森山佳郎監督は「ここまで何もできないとは」と苦い表情を浮かべながらも、「パス1本、体幹・フィジカルの強化も意識を変えてやっていかないといけない。さらに強く、さらに正確に、さらにアイディアを持ってやっていく」と前を向いた。26日の最終戦はメキシコと対戦。優勝の可能性は低くなったが、勝って終わることをまず目指すこととなる。

(文・写真●川端暁彦)

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