子どもを“恐怖心”でコントロールしようとするにはNG! “自立心”を育む子育てのヒントとは?

2016年06月29日

コラム

本当は怒りたくないのに「子どもに対してイライラしてしまう…」と悩むお母さんは多くいるのではないでしょうか。そういった悩みは、コミュニケーションの取り方や自分自身の気持ちと向き合うことで一気に解決すると『“質問”に答えるだけでイライラがニコニコに変わる! 魔法の子育てしつもんBOOK』の著者であるマツダミヒロさんは語ります。そんなマツダさんの言葉から子育ての“イライラ”を“ニコニコ”に変えるヒントを探ります。

(構成●ジュニサカ編集部 イラスト●佐藤香苗)

『“質問”に答えるだけでイライラがニコニコに変わる! 魔法の子育てしつもんBOOK』より一部転載


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子どもをコントロールしない

 親が子どもに指示をしたり、命令したり、怒ったりするのは、子どもをコントロールするほうが、期待通りの結果を手に入れられる確率が高くなるからです。

 でも、人は指示・命令をされると反発したくなるもの。「早く食べなさい」と言われれば食べたくなくなるし、「遊ぶのをやめなさい」と言われれば、いつまでも遊んでいたくなるでしょう。本当は、コントロールしないほうが相手と良い関係を築くことができるのです。

 また、人は相手をコントロールしようとするとき、子どもの恐怖心を利用することが多いようです。 「片づけないならおもちゃを捨てる」「残さず食べないと明日はごはん抜き」というような言葉は、お母さんなら一度は言ったことがあると思いますが、お母さんからそう言われれば、子どもはおもちゃを捨てられたくないから片づけるし、明日のごはんがないと困るから残さず食べます。それでお母さんは満足するわけです。

 ただ、そうすると、ずっと恐怖心を煽ってコントロールし続けなければなりません。子どもも恐怖を与えられないと行動を起こせなくなり、自分で物事を考えることができなくなってしまいます。

 お母さんが子どもをコントロールしたいのは、あくまでも自分の利益のため。この法則では、「他人はコントロールしないほうがいい」ということを知ってほしいと思います。「じゃあどうしたらいいの?」というお母さんがいたら、この質問に答えてみましょう。

「もし世の中に、人を絶対にコントロールしてはいけないというルールがあったとしたら、あなたはどうしますか?」

 きっと、今までとは違う選択肢が思い浮かぶと思います。
 

子どもをコントロールしないためのヒント

・人は指示・命令されると反発心が生まれるもの。相手をコントロールしないほうが良い関係を築けます。


プロフィール

著者:
マツダミヒロ
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。質問家。「魔法の質問」主宰。カウンセリングやコーチング理論をベースに、自分自身と人に日々問いかけるプロセスを集約し、独自のメソッドを開発。参加2004年より日刊メルマガ「魔法の質問」を開始。著書にも『起きてから寝るまでの魔法の質問』(サンマーク出版)などがある。


魔法の子育てしつもん
【商品名】“質問”に答えるだけでイライラがニコニコに変わる! 魔法の子育てしつもんBOOK
【発行】株式会社カンゼン
【著者】マツダミヒロ

⇒本書で紹介する効果的な質問を使って「子どもに対して常にイライラしてしまう…」という多くのお母さんが抱える子育ての悩みを一緒に解決します。コミュニケーションの取り方をきちんと意識したり、自分の本当の気持ちと向き合うことができるようになると、こうした悩みは一気に解決できるようになります!


 

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