地域サッカーの現場から見る育成改革。日本初、高校との連携で生まれたボスコヴィラサッカーアカデミー

2016年09月23日

インタビュー

育成の軸となる「自主自立」「挑戦」「努力」

――山辺高校のサッカー部としては、3年間でどのようなリーグで経験を積むのですか?

阿保 基本的には普通の高校の部活動と同じです。まずは2種リーグの3部からスタートし1部を目指していくことになります。他の高校と違う点を挙げるとすれば、アカデミーでの活動も行うので、山辺高校のサッカー部で試合に出られないメンバーにも、アカデミーの一員として実践の機会が多く与えられるということです。

――トレーニング環境と英語学習の環境はどのようなものなのでしょう?

阿保 日本サッカー協会公認のハイブリッドターフの人工芝フィールド2面に、ナイター設備も完備しています。また、フィジカル面と食事面にも細心の注意を払い、トレーナーがケアを担当し、運営する日本料理レストランでの食事も提供していきます。英語に関しては、毎夜に2時間程度専門講師のもとで、実戦的な英語を学んでもらう環境を作っています。

――卒業後の進路に関しては具体的な提携先もあるのですか?

阿保 ドイツ、オランダ、スペインといった国にサッカー留学への道という選択肢を用意しています。また、個別の要望に応えるために、社会人チームや大学サッカーなど、これまで培ってきたルートの中で、選手が本当に選びたい道を提案していければと思っています。

――たくさんの生徒に来てもらうためには、強化面も重要になると思います。

阿保 強化に関しては、長期的な視点で見ることが必要になると感じています。そのため、ガンバ大阪でジュニアユース監督やユースコーチを務めた経験を持つ馬場俊明氏を招聘しました。たくさんの候補がいた中、馬場氏に声をかけたのは、私たちが掲げる教育の理念と強化面を同時にカバーできる人材だったからです。先に述べた『諦めずに努力できる』ということを重視するのは、宮本恒靖、稲本潤一、橋本英郎らトッププロを育てた馬場氏が、この点がある生徒は伸びるという考えを持っているからです。

――最後に、クラブとして目指していく方向性を教えて下さい。

阿保 繰り返しになりますが、まずは人間力をしっかりと形成し、社会で活躍できる人材を育てること。特に「自主自立」「挑戦」「努力」と、この3軸を持った選手をクラブから輩出していきたい。また、奈良でサッカーに携わる身としては、有望な選手が他県に流出していく様子は見ていて歯がゆいものあります。その現状を少しでも改善するために、私達にできることを少しずつ実行していきたいと思います。

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【Boscovilla Soccer Academyとは】
奈良・大和高原に位置するサッカー施設ボスコヴィラを母体とし、日本初となる高校(奈良県立山辺高等学校)との連携で生まれたサッカーアカデミー。2017年から開校となる。「自主自立」「挑戦」「努力」の3つの精神をもとに選手の育成を図る。入校希望者は1次選考試験・最終選考試験を経て、合格となる。

●今後の予定
・1次選考試験最終日 11月23日(水)
※チームでの選考会参加希望は直接問い合わせて下さい。
※11月23日までに選考試験を受けたい選手は直接お電話下さい。
・最終選考試験 12月28日(水)~29日(木)
※詳しい内容は下記のホームページ・電話・メールからお問い合わせください。
http://www.bsa-japan.jp/   TEL0743-84-5054  info@bsa-japan.jp


 

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