8年間でオスグッド患者ゼロ!! 子どもの心身のケアを徹底するT・フジタ枚方の取り組み

2016年10月19日

コラム

過去8年のオスグッド患者ゼロ

 では本当にオスグッドは避けて通れないのだろうか?  実はオスグッドに限らず、子どもたちのケガ予防に徹底的に取り組み、過去8年ひとりもオスグッドにかかった選手がいないというクラブがある。それがT・フジタSC枚方である(以下、フジタ枚方)。

 フジタ枚方は、スタッフの永山宜真氏を中心に様々な取り組みで、子どもたちの心身のケアを行っている。ケガの予防に関しての取り組みは 「あくまでもそのひとつでしかない」 といわれた上で、敢えて筆者の側から取材させてもらったのが『足の指曲げ』である。

 本題に入る前に、まずは下の動画を見てもらいたい。

 10本ある足の指をグニャリと内側に曲げ、そのまま立つ。いや立つどころか、走り、ジャンプする。ただ 「これだけやったらケガがなくなるというものではありませんよ」 と永山氏から何度も釘を差された。今回のリポートはフジタ枚方の取り組み<指曲げ編>と考えて頂きたい。

 オスグッドになる子どもの多くが足と脚が内旋していることが多い。本来外旋していることで膝蓋腱を適度な強度で引っ張り脚は動く。しかし内旋することで余計な力が膝蓋腱に掛かり、結果的に成長軟骨が剥離。これがオスグッドである。元々裸足で畳という生活を続けていた日本人だが、フローリングの家が増え、更にクッション性の高いサンダルなどを履くことで足と脚に問題を抱える子どもが急増している。

 それを改善する手法のひとつとしてフジタ枚方が取り入れた手法のひとつが指曲げで、正しい足と脚の機能を回復させる作用があるという。

 この指曲げの手法そのものはオリジナルではない。複数の日本代表経験者が、この指曲げをしたことで、ピッチに立つことができたことでも知られている。むしろ重要なのはフジタ枚方は真剣に取り組むことで、子どもたちのケガを未然に防いできたという事実のほうである。

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