戦う姿勢と堅守見せた府中新町FCが東京都代表の座をつかむ/第40回全日本少年サッカー大会 東京都大会

2016年11月24日

府中新町FCが悲願の全国大会の切符を手にする

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(文・写真●高橋大地/ジュニサカ編集部)

 11月23日(水・祝)、東京都調布市の味の素スタジアム西競技場において行われた「第40回全日本少年サッカー大会 東京都大会」の決勝は、府中新町フットボールクラブ(以下、府中新町)がPK戦の末にシルクロードサッカークラブ(以下、シルクロード)を下し、初となる全国大会への切符を掴んだ。

 決勝戦に進出した両チームは今季の『東京都U-12サッカーリーグ』の2部で同グループに属しており、すでに2度対戦。いずれも府中新町が勝利している。だからこそ府中新町・葛谷智貞監督はこの決勝戦に“難しさ”を感じていたという。

 それは4年前、府中新町がクラブ史上初めて都大会の決勝に進んだときのこと。ブロック大会の決勝で勝利を収めていた三菱養和SC調布ジュニアに、都大会の決勝で再び対戦して敗れた経験があったからだ。

 この経験から、今季公式戦で2度勝てている相手との再戦を前に、選手たちには「やる前から先のことを考えるのではなく、目の前のワンプレーに集中するのみ」と伝えた葛谷監督。この言葉は選手たちの手綱を締めるには十分だったようで、試合は序盤から府中新町ペースで進んでいった。

 ピッチをワイドに使いながら相手陣内に攻め込みたいシルクロードに対し、府中新町は激しくボールホルダーをチェックしボールを奪う。チームの象徴的な部分である「目の前のボールを少しでも相手より先にさわる」を遂行していた。

 一方、なんとか前半を0−0で折り返したシルクロードは、右サイドに入っていた5番・大谷悠人くんをFWのポジションへ移動。準決勝で巧みなポストワークを見せ、決勝進出に貢献したストライカーを最前線へと送り込んだ。

 シルクロードは、後半15分あたりから持ち味を出し始め、ボールを少しづつ前線に運べるようになるが、前後半の終わりを告げるホイッスルまでに府中新町守備陣を崩すことはできなかった。5分ハーフで行われた延長戦でも、お互い譲ることはなく、鹿児島行きの切符はPK戦へと委ねられた。

「1本でも止めたら、あとは(キッカーが)決めてくれると思ったので1本目に集中しました」と府中新町GK・日隠レックス海斗くんの試合後の言葉通り、守護神が1本目にPKストップすると、府中新町は3人のキッカー全員がゴールネットを揺らし、全国大会への切符を手にした。

 6試合でわずか1失点(都大会)、今季の『東京都U-12サッカーリーグ』でも18試合で失点はわずかに5と堅固な守備力を誇る府中新町。そこには葛谷監督が“サッカーの原点”だと語る「戦うこと」が色濃く現れている。それでも「今季は年間で3試合しか良い試合ができていない。今日の準決勝・決勝で4試合目5試合目になるかなと思ったけど…。全国までおあずけですね」と、葛谷監督の要求は高い。

 全国大会までおよそ一ヶ月。府中新町は今季の“ベストゲーム”を目指し、鹿児島へ向かう。

■府中新町FC キャプテン・吉年穣くんのコメント
監督、コーチから普段から言われていることをやりきることができました。(全国大会でも)いつも言われていることをやりきって優勝します。

VOL44

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