最上ユナイテッドFCが初の全国大会への切符を獲得。米沢フェニックスとの熱戦を制する/第40回全日本少年サッカー大会 山形県大会

2016年11月25日

大会情報

最上ユナイテッドFCが初の全国切符

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(文・写真●佐藤円)

 山形県大会の決勝は、準決勝で前回準優勝のアバンツァーレをPK戦で破った最上ユナイテッドFCと、ここまでの5試合をすべて無失点で勝ち上がってきた米沢フェニックスが対戦した。気温は5度を下回り、時々みぞれ混じりの雨が降る中、延長、PK戦までもつれ込む熱戦を制したのは最上ユナイテッドFC。山形県大会115チームの頂点に立ち、初の全国切符を手にした。

 前半立ち上がりから攻勢をかけたのは米沢フェニックス。しっかりとしたビルドアップをベースに、5分までに一つのフリーキックと3つのコーナーキックを獲得。折り返しからゴール前に詰めたり、跳ね返りを安部陽大くんが蹴り返したりと惜しいシーンも作った。

 これをしのいだ最上ユナイテッドは最終ラインから小林悠斗くんのキック力を活かすなどダイナミックな展開を狙ったが、硬さがありパスが通らないシーンが多かった。9分にはキャプテン・岸天馬くんのミドルシュートでようやく反撃を開始。14分にもスローインから岸天馬くんのシュートがわずかに外れ、その2分後には1トップ・岸大斗くんがドリブルで左サイドを突破しかけたが、ここは米沢フェニックス・竹田壮汰くんの体を張ったブロックに阻まれた。

 0-0のまま折り返した後半は最上ユナイテッドがアグレッシブな攻撃力を発揮。岸大斗くんのドリブルや岸天馬くんの展開力で押し込み、シュートも積極的に狙った。9分にも岸大斗くんがドリブルで中央突破を図ったが、素早く寄せてボールを奪った鈴木雄貴くんがそのままシュートまで持ち込み、米沢フェニックスが先制した。

 1点を追う最上ユナイテッドは2人の岸くんを中心に、最終ラインから小林くんも参加して猛攻を仕掛け、試合終盤には立て続けにコーナーキックを得たが、大会無失点を続ける米沢フェニックスも懸命のディフェンスで対抗した。

 しかし、最上ユナイテッドはアディショナルタイムに獲得したフリーキックから、岸天馬くんのキックを岸大斗くんがヘディングシュート。堅い守りをついに破り、ラストプレーで同点に追いついた。

 延長は前半、後半とも互いにチャンスが少ない中で終了し、決着はPK戦に。5人終了時点で4-4の同点となり、サドンデスに突入。7人目がともに外すなど勝負がつかないまま2巡目に入ったが、その後はプレッシャーの中で次々にゴールネットが揺らされ、互いに譲らない大熱戦となった。しかし15人目で最上ユナイテッドのキーパー・赤川温くんがシュートをストップ。13-12でようやく決着した。

「今までも土壇場で逆転したりということが多かったんです。子どもたちの底力を感じました」と話すのは、劇的な同点ゴールを決めた岸大斗くんの父親でもある岸利幸監督。「日頃の練習から120パーセントで取り組ませ、1対1で勝負させています。全国大会は楽しみもありますが、県の代表なので恥ずかしくないように戦ってきます」と抱負を語っていた。

■最上ユナイテッドFC 岸天馬くんのコメント
接戦でしたが、みんなで力を一つにできたので良かったです。前半はみんな落ち着いてなくてパスミスも多かったので、「みんな落ち着いてやろう」と声をかけて後半に入りました。勝つまでずっと走り続けようとおもいましたが、後半0-1でもう試合が終わるという時に同点に追いつけて良かったです。PK戦は(一人目の自分が)プレッシャーが大きくて外してしまったから、2回目は落ち着いて蹴ろうと思いました。全国ではなかなか通用はしないと思うけど、気持ちでは負けない試合がしたいです。

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