101得点をあげ県大会を制覇。サガン鳥栖U-12、5年連続の全国大会出場決定/第40回全日本少年サッカー大会 佐賀県大会

2016年11月28日

大会情報

サガン鳥栖U-12が5年連続7回目の優勝を飾る

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(文・写真●古江美奈子)

 11月27日(日)、佐賀県総合運動場陸上競技場にて「第40回全国少年サッカー大会 佐賀県大会」の決勝戦が行われた。昨年の優勝チームで圧倒的な得点力を誇り、予選から準決勝まで無失点で勝ち上がってきたサガン鳥栖U-12(以下、サガン)。対するは決勝トーナメントをすべて1点差と接戦をものにして勝ち上がってきたFCレヴォーナジュニア(以下、レヴォーナ)。雨はあがったものの分厚い雨雲に覆われた寒空の下、コンディションの難しい中でのキックオフとなった。

 開始早々シュートを放ち、攻めの姿勢を見せるサガン。前半6分にはMF10番・福井太智くんが放った強烈なシュートを、レヴォーナのGK1番・前田恭吾くんがファインセーブ。そのこぼれ球をFW9番・楢原慶輝くんが狙うもゴールならず。サガンは優位に試合を進めシュートを放つものの、レヴォーナの懸命な守備にゴールを阻まれる。

 前半10分、先制したのはサガンだった。正確なパスでゴール前までつなぎ、詰め寄るディフェンスを交わして決めたのは楢原くん。さらにその1分後、先制を許してしまい焦りの見えるレヴォーナを攻め立て、再び楢原くんが決めて2-0で前半を終えた。

 何とか取り返したいレヴォーナは後半1分、ペナルティエリア内で倒されPKを得る。MF3番・宮崎飛羽くんが決めて2-1とした。この1点で勢いを取り戻したレヴォーナは、前半とはまったく姿を変え、一気に攻め込む。守備に割く時間が増えたサガンは「落ち着け!」と選手同士で声をかけ合う。最後まであきらめない姿勢を見せたレヴォーナだったが反撃及ばず、2-1でサガンが勝利した。

 サガン・佐藤真一監督は「決勝まで失点がなくて、しかもPKと点の与え方もよくなかった。何とか粘り強く頑張ってくれたし、先に点を取っていたのでよかった」と戦いを振り返った。予選トーナメントから決勝まで101得点、1失点と圧倒的な強さで86チームの頂点に立ったサガン。「攻撃は得意なので、この子たちの持っている力を発揮できた結果。1点1点の積み重ねです。全国ではこの攻撃力がどれだけ通用するか。昨年(ベスト8)以上の成績を残せるよう頑張ります」と佐藤監督。5年連続7回目の出場となる全国大会の切符を手に、さらなる高みを目指す。

■サガン鳥栖 9番・楢原慶輝くんのコメント
(2得点)シュートは狙っていたので、決まってよかったです。キーパーとの駆け引きやコースを狙うことを大事にしていました。この大会を通して、チームメートとのコンビネーションがしっかりできるようになりました。全国大会では毎試合チームに貢献できるプレーをして、最後まであきらめず粘り強い戦いをしたいです。

■サガン鳥栖 10番・福井太智くんのコメント
決められるところでしっかり決めて、もっと点が取れたらよかったです。緊張はありませんでしたが、そこが準決勝までとの違いだったと思います。普段からシュートはしっかり決められるよう練習を積み重ねてきました。全国大会では一戦一戦、ワンプレーワンプレーを大事にして、優勝したいです。

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