石井サッカースポーツ少年団が2-1で競り勝ち初の全国の舞台へ/第40回全日本少年サッカー大会 徳島県大会

2016年11月28日

大会情報

両者とも初の進出となった決勝戦は石井サッカースポーツ少年団に軍配が上がる

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(文・写真●柏原敏)

 11月26日(日)、徳島県徳島市競技場で「第40回全日本少年サッカー大会 徳島県大会」の決勝戦が行われた。決勝戦に勝ち上がったのは『evolucion徳島SC(以下、徳島SC)』と『石井サッカースポーツ少年団(以下、石井SSS)』。両者ともに初の決勝進出。当然ながら優勝すれば初の全国大会出場の権利を手にする。

 立ち上がりは両者とも前から積極的にプレスをしかけ、ロングボールを多用しながら好機をうかがう。試合が落ち着き始めると、石井SSSの右サイドが主戦場になっていく。12番・大坂天くんがドリブルで仕掛け、徳島SCの15番・近藤琉太くんが粘り強い守備で応戦。五分五分の展開のように見えたが、石井SSSはセットプレーを立て続けに獲得して攻勢を強める。しかし、GKの16番・工藤達也くんのファインセーブも飛び出し、攻め込みながらも時折カウンターを受けてGKと1対1の場面を作られるなど石井SSSに嫌な空気が立ち込め始める。だが、6本目のセットプレーとなったFKが試合を大きく動かす。7分、ゴールまで距離はあったものの、28番・佐々木優吏くんが迷わずシュートを選択。ゴールネット右上に突き刺さるゴラッソで先制した。

 しかし、試合は動いたものの、引き続き五分五分の流れは変わらない。徳島SCは攻め込まれながらも時折鋭いカウンターを見せ、FKのチャンスになると10番・廣瀬叶空くんのキック力が輝く。前半は石井SSSが1点リードで折り返したものの、次の1点次第でガラリと状況が一変しそうな展開。
 
 徳島SCの古上輝監督はハーフタイムに「後ろを見てみろ。こんなに応援してくれているぞ」と選手たちの士気を高め、後半にすべてをかけた。しかし、立ち上がり早々に決定機を作ったのは石井SSS。21分、12番・大坂くんが右サイドを攻略してクロスを供給。逆サイドから走り込んできた8番・坂東志恩くんが追加点を挙げた。

 2点のリードを奪われた徳島SC。まずは1点返そうとラインを上げてゴールへ向かい続ける。その勢いが7番・藤岡竜空くんを後押しし、28分に見事なロングシュートでゴールネットを揺らして再び1点差。しかし、この流れの悪さに石井SSS の千葉喬史監督が直ぐさま動く。24番・高橋颯太くんを投入して1トップから2トップに変更。この采配が的中し、相手の勢いを押し返した石井SSSがリードを守り切って初の全国大会へ駒を進めた。

■石井サッカースポーツ少年団 キャプテン・大坪永遠くんのコメント
(勝因は)チーム全員が点を取る意識があったことです。みんなで前からのプレスを止めずに最後まで走り切ることを心がけました。今年の石井はとても元気で声が出ていて、全員が勝つ気持ちを持っているチームです。この大会で全員の勝つ気持ちが前よりも高くなって、声が出ていなかった子からも声が出るようになりました。試合が終わった時は嬉しくて涙が出そうでした。全国大会ではもっと得点を取れるようになって、守備も堅くして予選突破したいです。キャプテンとしてチームを引っ張って、最高のスルーパスも出したいです。

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