コラム

10代からの挑戦。久保建英選手、平川怜選手も経験したJ3が意味する選手の育成

2016年12月05日

同年代の相手ではなかなかできない経験

――できる、できないの差を認めることでそれが学習になり、対策を立てて成長していくのでしょうか。

中村そうですね、たとえば、正当なチャージで当たりに行ったのでは負けてしまうのなら、ボールを獲れるようなポジショニングの準備をしておく、などです。高校生同士なら、アバウトなポジショニングをしていて反応が遅れても、入ってきた相手に勝つこともできますが、J3では勝てません。そこで考える必要性が出てきて、どういうポジショニングで相手の攻撃に備えればいいかと、常に頭を働かせるようになる。そこから始まり、いざ相手が近づいてきたときにはどういう寄せ方をすればいいかと、すべてを体験から学べる。不利な局面が増えるからこそ、J3でやっている意義があります。

――局面の工夫や90分間を通しての試合運びなど、総合的に知恵をつけていくんですね。

中村 はい。J3の序盤はその時点で持っている特長を出そうと懸命でしたが、次第に落ち着いてゲームを進められるようになってきていると思います。いまはふたり(岡崎と鈴木)ともれっきとした主力11人のうちのひとりという印象です。

――高校一年生の平川怜選手、中学三年生の久保建英選手もJ3に出場しましたね。

中村 平川選手と久保選手に関しては、U─ 18に入った頃は球際がゆるい、切り換えが遅い、そうしたところが課題でした。しかし平川選手も久保選手もユースで練習と試合を繰り返すことで、ユースのプレッシャーのなかでできるようになってきました。U─ 18のTリーグ、プレミアリーグと、順次経験を積み重ね、一定の段階に到達したので次はJ3に、ということになったんです。高校二年生以下の若い選手たちに、早い段階からプロを相手に経験を積ませているわけですが、あくまでも段階を踏み、トップに近い選手を選んでJ3に出場させよう、ということです。二種登録されている高校二年生の選手も4人だけですし、むやみに誰でも登録するというわけではありません。

――全体的に少しずつ上のカテゴリーにスライドすることで、あらゆる選手の出場機会が増えているようですね。

中村 毎試合U-18から数人の選手をU-23に招集し、佐藤一樹監督には大変な苦労をかけていますが、U-18の選手たちに出場の機会が増えていることは確かです。J3に出場する人数の分、U─ 18の各大会では選手を欠くことになるわけですけれども、そこでTリーグで先発していた選手がプレミアリーグに出場、活躍するなどの結果が出ています。

(続きは『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.43』をご覧ください)


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