コラム

正しく使用すれば、早く治る、綺麗に治るなどの効果を実感できるモイストヒーリングのキズケア製品とは

2016年12月26日

 スポーツには気を付けていてもケガがつきもの。これまで擦り傷や切り傷の治療は、傷口を消毒して絆創膏やガーゼで貼っておくのが主流だったが、今は、キズをしっかり覆い傷の跡を残さず、傷を早く、きれいに治す治療法「モイストヒーリング」(湿潤療法)が広まっている。
 しかしながら正しく使用しなければ、その効果は得られない。そこで、モイストヒーリングのキズケア製品「バンドエイド® キズパワーパット™」を販売するジョンソン・エンド・ジョンソン(株)コンシューマー カンパニーのマーケティング本部の薬剤師である井手明美マネジャーと、岸田愛子マネジャーに正しい使用方法などについて話を伺った。

(文●編集部)


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モイストヒーリングで対応できる傷かどうかを判断

 
—このモイストヒーリングによる治療は、あらゆるキズに万能に対応できるのでしょうか。
 
 まず家庭で治せる傷なのか、病院に行く傷なのかを判断する必要があります。例えば、サッカーのケガで多いのは、擦り傷、切り傷ですが、これらは基本的にモイストヒーリングのキズケア製品を使用して家庭で対応できるケガです。ただ、弊社の製品について言うと「キズパワーパット™」のジャンボサイズより大きな擦り傷を負ってしまった場合は病院に行っていただく傷になります。
 
 病院で治療していただく傷には、動物に噛まれたり、子ども同士で噛みあったりする噛み傷があります。口の中には健康な人でも細菌が700種類ぐらいあると言われており、この噛み傷の場合は、細菌がキズ口の奥に潜んでいる可能性があるため、しっかり病院で診ていただく傷になります。また、ギザギザの傷、深い傷も病院に行き、診ていただくべき傷になります。子どもが図工の時間に彫刻刀で深い刺し傷を負った場合や、交通事故などでみられるギザギザの傷です。
 家庭内で治療できるキズかどうかを判断をしていただいた後「キズパワーパット™」を使用して、治療いただくことになります。
 
—例えばグラウンドでケガをして、現場にモイストヒーリングのキズケア製品がない場合、家に帰ってから使用しても間に合うのですか?
 
 すでにかさぶたができてしまっている場合は対応できませんが、かさぶたが出来始まったばかりで、体液(浸出液)が傷口から出ていれば大丈夫です。具体的には24時間以上経った傷に対しては使用しないで下さい。
 

モイストヒーリングに消毒液は逆効果

 
—使用する前は、消毒が必要でしょうか?
 
 最も気を付けてもらいたいのは、「キズパワーパット™」を張る前に、傷口を十分に水道水で細菌を洗い流すことです。
 間違った使い方では、水道水で洗った後に、キズ口を消毒液で殺菌される方がいらっしゃると思いますが、消毒液を使ってしまうと、逆にキズの治りが悪くなるのです。確かに消毒液は殺菌効果がありますが、人間の良い働きをする細胞に対しても攻撃性があるので、本来私たちに備わっているキズを再生しようとする効果がなくなります。
 軟膏などを付けて貼ると治りが早いのではないかと思われている方も意外に多いようですが、キズパワーパット™」については、こういった薬剤は一切使用せずに水だけで洗い流して下さい。
 
—パットの取り換えるタイミングは?
 
 パットを貼ると、徐々に自分の体液(浸出液)によって自分の細胞を再生しようとする作用が働き、傷口の皮膚が再生します。その体液はどんどん出てくるので、パットの上から見ると白く膨らんでくるのが分かります。その体液がパットから漏れ出てくるような場合は替え時です。もう一度水道水で傷口を洗って清潔な布などで水分をふき取った後に、新しいパットを貼ってください。
 体液が漏れ出ない場合であっても、傷口が治っているか経過観察をする意味でも2~3日に一回は貼り換えて下さい。最大で5日間まで貼ることは可能です。
 

VOL44

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