【第40回全日本少年サッカー大会】全国8832チームの頂点の決める戦い。「強い相手にこそ燃える」ディアブロッサ高田FCの奮闘/ジュニサカ取材日記

2016年12月28日

大会情報

つづく準決勝

 一方、勝ち上がったディアブロッサは、準々決勝からおよそ3時間後、横浜F・マリノス(以下、マリノス)と対戦。Jリーグの育成組織相手も全く臆することのないディアブロッサはこの試合でも先制に成功。後半9分、練習していたというセットプレーで鈴木くんが決めました。

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 リードを奪ったディアブロッサは守備の意識を高めます。しかし、試合終了間際の残り1分のところ、横浜F・マリノス8番・松村晃助くんがゴール前に抜け出したところを阻止しようとしたプレーがファウルとなってPKを献上。これをきっちり松村くんが自ら決めて、試合は延長戦に突入。

 両チーム円陣を組んでチームの結束を高め、5分ハーフの延長戦がスタート。すると延長前半開始早々、ドリブルを生かしたプレーで野田くんが得点すると、ピッチもベンチも応援席も歓喜。

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 しかし、延長残り2分でマリノスの2番・島田春人選手に同点弾を許してしまいます。連戦の中での延長戦。応援席からは「最後まで頑張れ!」と声援が飛ぶ中、アディショナルタイムにスコアが動きます。決勝ゴールを決めたのは、マリノスの26番・5年生の舩木大輔くん。マリノスは常にリードを許す苦しい展開の中でも、ワンチャンスをきっちりと決め、最後には勝利をつかみました。

 負けたディアブロッサの川上監督は、悔し涙を流す選手たちを一人一人迎え、試合後には選手たちを集めて、「よくやった」と言ったそうです。曇りのない表情で、「みんなの持ってる力をすべてぶつけて、精一杯やりきった。気持ちいい負け方をした」と。

 川上監督は、選手たちに多くの経験をさせてやりたいと試合も数多く組んできました。今回、勝ち進むにつれ対戦相手からマークされた野田くんと鈴木くんは、全国の舞台でもお互い6得点を決めました。「マークされるのもいい経験、強い相手と戦えるのも経験」と唱える監督の下で、たくましく成長し、逆に強い相手にこそ燃えるのだそう。

 そして、勝利に繋がるゴールの感想を本当に嬉しそうに語ってくれた二人。「点を取る人は注目されるけど、その前にパスを繋いでくれた人がいて、その前には、体を張ってディフェンスしてくれた人がいる」という川上監督の教えを忘れることなく、次のステップに進んでも、自らの武器を磨き続けてくれることでしょう。

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取材日記や速報結果は、第40回全日本少年サッカー大会 特設ページから

 

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