英国でも10歳以下への”ヘディング禁止”を検討か。選手協会が言及

2016年12月30日

ジュニアサッカーニュース

HAMBURG, GERMANY - JUNE 23:  Boys from the 9-11 year old age group go up for a header during the (DFB) German Football Association's E-Youth children's soccer tournament on June 23, 2007 in Hamburg, Germany.  (Photo by Martin Rose/Bongarts/Getty Images)
【ヘディングはサッカーの重要なプレーのひとつだが…(写真●Getty Images)】

 イングランドのプロサッカー選手協会(PFA)は、10歳以下のサッカー選手に対してヘディングを禁止することを「真剣に考慮すべき」だという姿勢を示している。PFAのゴードン・テイラーCEOによる発言を29日付の英紙『テレグラフ』が伝えた。

 アメリカにおいてはすでに、10歳以下の子供に対してヘディングを禁止し、11歳から13歳の子供に対しては練習中のヘディングの回数に制限を設けることが同国サッカー協会により昨年11月に発表された。脳震とうやその後の後遺症の影響を懸念してのことだ。ヘディングが脳の機能や記憶に影響を及ぼす可能性があるという研究結果も伝えられている。

 スコットランドのユースサッカー協会も今年10月に、ヘディングに関するガイドラインを見直すことを明らかにした。これらの動きが一般化すべきかどうかと質問を受けたテイラーCEOは次のように答えている。

「真剣に考慮されるべきことだと思う。反射的に対応すべきことではない。サッカーに限らず様々なスポーツから提示されている証拠を踏まえた上で、十分に考慮した上での対応を取るべきだ」

 米国で生まれた年少期のヘディング抑制の動きは、世界的に広がりを見せていくことになるのだろうか。サッカーの競技性をも大きく変化させる可能性があるだけに、今後の各国の対応が注目されるところだ。

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