なぜ食事は大切なのか? 子どもの『食』をサポートするために大人ができる簡単なこと

2017年01月17日

コラム

小中学生の頃に食べているものが、成長期の子どもたちの心と体のベースを作る――。そういっても過言ではないと語るのは本日17日発売の『小学生・中学生のためのジュニアサッカー食事バイブル 新装版』で監修を務めた森裕子さん(名古屋グランパス栄養アドバイザー)。なぜ子どもたちにたちにとって食事は重要なのか。また、好き嫌いをしてしまう子どもには何が必要なのか。同書から一部抜粋して紹介します。

(監修●森裕子/名古屋グランパス栄養アドバイザー 再構成●ジュニサカ編集部 写真●Getty Images、ジュニサカ編集部)

『小学生・中学生のためのジュニアサッカー食事バイブル 新装版』より一部転載


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子どもの頃の食習慣が将来のカラダづくりに影響

 サッカーの現場で選手と食事面談をしていると、あることに気付くようになりました。それは、今選手が食べたり飲んだりしている食べ物は、幼い頃に家で食べたり飲んだりしていたものを選んでいる、ということです。

 具体的に言うと寮の冷蔵庫に入っている飲み物は、家の冷蔵庫に入っていた飲み物。おやつや夜食に食べているものは、家に買い置きしてあったもの、など。小さい頃の食習慣が大人になっても続く傾向があるのですね。
 
 それが良い習慣であればいいのですが、身体づくりにマイナスになる食習慣はサッカー選手にとって好ましくないこと。長年の食習慣を改善することはとても大変で、アドバイスをしても改善できるようになるまでに時間がかかることが多々あります。
 
 保護者から「家庭でどうやって食育をしたらいいのですか?」という質問を受けることがありますが、言葉で食育をしなくても、身体づくりにいい食品を家に置いておく。ただそれだけのことで、子どもが成長したときに身体づくりに必用な食べ物を選ぶことにつながっていきます。

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