2年目のU-11プレミアリーグチャンピオンシップは大宮アルディージャジュニアが優勝!! 全国に広がりを見せる“年間を通じたリーグ戦”の手応えは?

2017年03月22日

コラム
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2015年に指導者有志の手で発足し、今シーズンはさらなる広がりを見せた『U-11プレミアリーグ』。そのチャンピオンシップが3月19、20日に行われ大宮アルディージャが優勝を果たした。しかし、そうした結果よりも目を向けるべきことがある。改めて、年間を通じたリーグ戦の価値を参加した指導者たちの言葉から考える。

文・写真●鈴木智之(フットボールエッジ編集長


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全12都県のチャンピオンが終結したチャンピオンシップ

 U-11プレミアリーグは、2015年に各県の指導者有志の手で発足した私設リーグだ。2015-16シーズンに関東を中心に各県にリーグが誕生し、2016-17シーズンには石川県や長崎県などが新たに加わり、全12都県で『プレミアリーグ』の名のもとにリーグ戦が行われている。

 2017年3月19、20日、千葉県市川市の北市川フットボールフィールドに各県の上位クラブ16チームが集まり、プレミアリーグのチャンピオンを決めるチャンピオンシップが開催された。

 決勝に進んだのは、大宮アルディージャジュニア(埼玉)と高部JFC(静岡)。大宮はスケジュールの都合でU-11ではなくU-10で臨んだが、攻守に高い完成度のサッカーを披露した。

 実はこの2チーム、チャンピオンシップのグループステージで対戦しており、初戦は高部JFCが大宮を2対1で下している。決勝戦も開始直後から、持ち前の球際の激しさ、ゴールへの積極性を武器に、高部JFCが攻勢に出る。最後尾からパワフルなキックで攻撃を操り、守備ではゴール前の砦となる山下峻太朗くんを軸に、キャプテンの山崎太耀くん、望月隼くん、徳田琉星くんなどが積極的に大宮ゴールを襲う。

 そして11分、山下のロングキックを山崎くんが頭で合わせて先制する。しかし、大宮もすぐさま同点に追いつく。前半終了間際、チャンピオンシップの得点王に輝いた中松陽太くんが巧みなドリブルで相手を翻弄し、左足で強烈なシュートを突き刺した。

 後半に入ると、両チームとも熱の入ったプレーで相手ゴールに迫るが、大宮の野口依吹くん、高部JFCの生子一茶くんと両GKが好セーブを見せ、両チームとも追加点をあげることはできず。5分ハーフの延長戦でも決着はつかず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。

 緊張感高まるPK戦。3人全員が成功した大宮に対し、ひとりが外した高部JFC。結果、大宮アルディージャジュニアがU-11プレミアリーグの第二代チャンピオンに輝いた。

 試合後、大宮アルディージャの金川幸司コーチは「スケジュールの都合上、プレミアリーグU-11埼玉で優勝した5年生ではなく、ひとつ下の学年でチャンピオンシップを戦ったのですが、選手たちはよくがんばってくれました」と、最後まで足を止めずに戦い抜いた選手たちを褒め称えた。

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