コラム

子どもたちの運動神経を高めるには? 練習にも取り入れたい“遊び”の要素【サッカービギナーコーチ講座】

2017年06月15日

ジュニア年代の時期は運動神経が最も発達する時期です。しかし、社会では「子どもたちの体力の低下」が問題視されています。それは文部科学省のデータでも顕著に現れています。では運動神経を向上するにはどうすればよいのでしょうか。今回は子どもたちの運動神経を高めるために取り入れたい”遊び”の要素について学んでいきます。


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適切な時期にトレーニングする

 実際の指導現場でも感じることで、転び方が下手な子どもが増えたように思います。最悪の場合、転び方が下手で骨折をしてしまったというケースもあります。  

 子どもたちの「運動神経が鈍くなった」のかもしれません。「運動神経」のことを、専門的な言葉では「コーディネーション能力」と呼びます。コーディネーション能力とは、遺伝的な部分があるものの、環境次第で能力を向上することが可能です。そのためには、適切な時期に適切な刺激を与えなくてはなりません。  

 では、運動神経を向上させるためには、どうすればよいのでしょうか。ジュニア年代の子どもたちは、神経系がもっとも発達する時期でもあります。プレゴールデンエイジ(5〜9歳ごろ)、ゴールデンエイジ(9〜12歳ごろ)といわれるほど、一生に一度しか訪れない、神経系が急激に向上する時期なのです。この時期に、神経系を刺激するために、コーディネーショントレーニングをする機会・環境を整えることができれば、いまの子どもたちの問題点も解決できるのではないかと思います。
 
 そのように考えると、今の子どもたちは“競技の専門性”というものが早くはじまりすぎている気がします。昔は、サッカー以外にも多くの遊びをしていました。私たちが子どもの頃は、公園で野球や鬼ごっこをして遊んだものです。このような遊びの中には、神経系を向上させる多くの宝物が詰まっていたのです。鬼ごっこを例にとってみても、常に鬼の状況を把握した中で、全力で走りながら多様なステップワークを踏むことになります。つまり意識せずとも、コーディネーショントレーニングを行っていたのです。

 システム化された遊びではなく、このような自分で考え、判断できる遊びというものはサッカー選手という枠だけでなく、非常に重要なことといえるでしょう。環境が変わってしまった現代社会の中での働きかけとしては、サッカーチームの練習の中でもコーディネーションを意識したトレーニングを取り入れることが重要となります。  

 例えば、ウォーミングアップの時間に、コーディネーショントレーニングを導入するのもよいでしょう。また、地域クラブでは、学校の校庭を利用する機会が多いものです。校庭には鉄棒やジャングルジムなどのいろいろな遊具もあります。それ を活用したプログラムを導入するというのも1つの方法になります。コーディネーションの能力を高めるトレーニングとしては「3色鬼ごっこ」(次のページ)などがあります。  

 このように指導者がコーディネーショントレーニングを取り入れる意識を持ちながら、指導をしていくことは、子どもたちの将来の可能性を広げることにもつながっていくのです。

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