コラム

指導者なら必ず知っておきたい”個の育成”についての2つの疑問の答え…。「ジュニア年代で必要な個の指導とは具体的に?」「どの年代から個人戦術を教えるべきなのか」

2017年07月13日

ジュニアサッカーの現場にはさまざまな疑問や悩みがつきもの。指導者から子ども、そして保護者の方々が抱くものを、ファンルーツの指導者たちがアドバイスします。今回はジュニア年代の「個の育成」について、2つの疑問を解決します。

(再構成●ジュニサカ編集部)

『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.28』より転載


Q1

ジュニア年代で必要な個の指導とは具体的にどういうことですか?


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【写真●古賀庸介】

個の育成とは、技術、戦術面で特長を伸ばすことと、メンタル面を育むこと

 サッカーはチームスポーツなので、チームワークが欠かせません。つまり、ベースとなる協調性を無視することはできません。しかし、強い集団というのは、サッカーチームに限らず企業などでも同じですが、強い個が同じ方向へ向いた集団を意味します。サッカーにおける個の育成とは、技術、戦術面で特長を伸ばすことと、粘り強さなどのメンタル面を育むことだと思います。
 
 技術面では、指導者は練習メニューを作る前に彼らの特長を見抜く観察力が求められます。サッカー未経験、アマチュアコーチでも名指導者と呼ばれる人たちがいます。それらの方々は、企業人として部下を持っているというケースも少なくないでしょう。部下の特長を見極め、働きかけができる人は、子どもの特長も伸ばせます。例えば、ドリブルが得意な選手には、パスを教えてプレーの選択肢を増やします。一時的にパスの選択が増える可能性がありますが、習慣化できたらもう一度積極的にドリブルで仕掛けるように促します。本来の特長を忘れることなく、アプローチを続けることが大切です。
 
 ただ、チームの全体練習の中で個々の武器を作り上げていくのは、実際には難しい部分もあります。トレーニングはきっかけ作りだと考えた方が良いでしょう。中村俊輔選手(ジュビロ磐田)がコーチに止めろと言われるまでFKの練習をしていたという逸話がありますが、個の武器は練習時間の前後に行われる自主練習などで磨かれていることが多いのです。ですから、指導者は練習の前後に数人ずつでも話をして、磨くべきところを伝えると良いでしょう。

IWATA, JAPAN - JUNE 04: Shunsuke Nakamura of Jubilo Iwata takes a free kick during the J.League J1 match between Jubilo Iwata and Gamba Osaka at Yamaha Stadium on June 4, 2017 in Iwata, Shizuoka, Japan.  (Photo by Masahiro Ura/Getty Images for DAZN)
【写真●Getty Images for DAZN】
 
 技術以外の面では、パーソナリティーが重要です。個性というよりも人格と言った方が的を射た表現かもしれません。海外のどのクラブも選手発掘をする際のポイントとして、テクニックやフィジカルだけでなく、パーソナリティーを大事にしています。辛い状況を乗り越える経験が、不屈の精神にもつながってくるでしょう。挑戦し続けることや、諦めない大切さを伝えることも個の育成には欠かせない要素なのです。

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