「DFは相手の利き足を見つけること、ゴールに近づけさせないことが大事になってくる」ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーのディフェンス術とは

2017年07月20日

サッカーエンタメ最前線

今季、ローマ(イタリア)からチェルシー(イングランド)へと移籍したドイツ代表DFアントニオ・リュディガー。W杯の前哨戦、コンフェデレーションズ杯でも優勝に大きく貢献した彼が15日、来日し千葉県トレセンU12や市立船橋の選手たちに直接指導を行いました。今回は、トレーニングセッションで語ったリュディガーのディフェンス術を紹介したいと思います。

取材・文・写真●中澤捺生/ジュニサカ編集部


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【子どもたちの練習を真剣に眺めるリュディガー】

 ドイツ代表DFアントニオ・リュディガー(チェルシー)が15日、来日しました。強靭なフィジカル、スピードを持ち合わせ、センターバックだけでなく右サイドバックも柔軟にこなします。長いリーチを生かしてことごとく相手の攻撃の芽を摘み、ボールを奪った後も正確なロングフィードで味方へつなぐことができるDFです。

 そんな彼は、千葉県内で行われたナイキ主催のトレーニングセッションに参加。千葉県トレセンU12のトレーニングセッションの際、約30人の子どもたちを集めるとリュディガーは

 「DFは相手の利き足を見つけること、ゴールに近づけさせないことが大事になってくる」

 と暑い日差しが降り注ぐ中でも、身振り手振りを交えて子どもたちに熱心にDFの指導を行いました。

 試合で初めて対戦するチームは、相手の利き足がわからないことも多いと思います。だからこそ試合中に対面する相手が右利きなのか左利きなのかどちらの足でドリブルをしているのか観て、いち早く利き足を察知。苦手な足でシュートを打たせるようなポジショニングを取ることで失点も減ってきます。リュディガーの言葉通り相手の利き足を知ることはDFにとって大事になってくると思います。

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【子どもたちにディフェンスのアドバイスをするリュディガー】

 また、オフェンスが「2」デイフェンスが「1」の2対1の練習をした際にもリュディガーは

「パスコースを切りながら、2対1ではなく1対1に持ち込むこと。DFが受け身になるのではなく、自らアクションを起こしていこう」

 相手をサイドに追いやるようなポジショニングを取り、相手を1vs1の状況に追い込んでボールを奪うようにと子どもたちに声をかけてアドバイスを送りました。トレーニングセッション後の囲み取材でリュディガーに自分自身のプレーのストロングポイントについて聞いてみると「強い気持ちを持ち、最後まで諦めずに戦うこと」また、子どもたちがプロになるため、世界に出て行くためには「メンタル面」を伸ばす必要があると話しました。

 リュディガーも常に強い気持ちを持ち最後まで諦めずに戦ってきたからこそ、着実に力を付けてドイツ代表で定位置を手にできるような存在になったのではないでしょうか。

 今回のトレーニングセッションでリュディガーから学ぶべき部分がたくさん見えてきました。これからチェルシーとドイツ代表を担っていくリュディガーの多彩なディフェンス術やメンタル面を子どもたちも参考にしてほしいです。
 
≪アントニオ・リュディガーのプレー集≫

 

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