『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』に参加した指導者が感じた子どもたちの変化とは

2017年08月16日

コラム

『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』が8月2日(水)から8月6日(日)にかけて時之栖スポーツセンター(静岡県御殿場市・裾野市)で開催された。5日間の合宿に参加した指導者たちは子どもたちの変化をどのように感じたのだろうか。

取材・文●中澤捺生/ジュニサカ編集部


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“ナショトレ”で変わったプレー面の変化

 2015年度から全日本少年サッカー大会が冬季開催(12月)に移行したことで、始まった『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12(以下、FFP)』が今年度で3回目を迎えた。トレセンチーム対抗戦やクワトロゲーム(4対4でGKをつけないミニゲーム)、5日間の共同生活を経て各県から参加した指導者たちはさまざまな子どもたちの変化を感じていたようだ。

 東京都Aトレセンを指揮した秋山敬貞さんは初日と比べてある”意識”が変わったと語る。

「守備の面でJFAの方から『積極的にボールを奪いに行け』という課題を頂いていました。トレーニングでもインストラクターの方と一緒に練習を行い『積極的にボールを奪いに行く』”意識づけ”を3日間ずっと練習をしてきたので、疲れもあるなかで積極的にボールを奪いにいこうする子もいます。このプログラムを経てちょっとずつ”意識”は変わってきているのかなと思います」

 ユース育成ダイレクターを務める須藤茂光氏もFFPの閉会式の際、各都道府県トレセンチームの「積極的に相手のボールを奪いにいく姿勢」を褒めたたえていた。

 また、当たり前のことだが、球際の激しさであったり、パススピードの差から生まれる“地域差”はFFPでも存在する。FFPに参加した選手たちは、所属クラブで主力として活躍している選手が多く、個々の能力に自信のある選手たちだ。

「普段であれば通用するはずのプレーが通用しなくなる」。そういった場面に初めて遭遇する選手も多かったようだ。そのなかで、「判断を早くしたり、工夫してプレーすることができるようになった選手も多くなった」と、目を細める指導者も多く見受けられた。

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