攻撃陣が躍動したWESTが大量5得点を奪いEASTに大勝!! /メニコンカップ2017日本クラブユースサッカー東西対抗戦(U-15)

2017年09月11日

ジュニアサッカーニュース

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前半だけでWESTが4得点を奪う
 
 3種年代のクラブユースに所属する選手たちが一同に集うメニコンカップ。中学生のオールスターマッチとも呼べる一戦は、過去に日本代表の井手口陽介選手(ガンバ大阪)、原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)なども出場している。まさにプロを目指す上で登竜門とも呼べる一戦であることは間違いない。

 神奈川県と静岡県を境にEASTとWESTの2チームに分かれて争われる初秋の祭典。パロマ瑞穂ラグビー場で行われた大舞台で勝負を分けたのは、8397人が詰めかけた大観衆の前で物怖じしない精神力だった。そして、それを示したのは昨年の勝者WESTだった。

 「前日の宿舎の様子を見て、EASTのスタッフからはWEST(の選手たち)は『元気がある』と言われていた」(田中智宗監督/サガン鳥栖U-15)というメンタリティーが良い方向に働き、立ち上がりから物怖じしない戦いぶりを披露。「緊張するか、普通にプレーするのかどっちなのかなと思ったんですが、浮き足立たないで普通にやってくれた」という指揮官の言葉通り、臆することなく試合に入った。

 すると、5分にFW森田侑樹選手(ヴィッセル神戸U-15)、9分にはFW唐山翔自選手(G大阪Jrユース)が立て続けにネットを揺らす。その後もアグレッシブな姿勢を崩すことなく戦うと、26分にFW森田選手、35分にFW唐山選手が再びゴールを奪取。前半だけで4得点を奪うことに成功し、はつらつとしたプレーで試合を優位に進めてみせた。

 一方のEASTは序盤からプレーに固さが見られ、思うようにプレーが出来ない場面が散見。本来の動きを取り戻せず、失点を重ねてしまう展開となった。

 迎えた後半。このままで終われないEASTが意地を見せる。「点差以上に内容で負けているわけではない。押し込んでいる時間もあるぞ!」と(飯塚浩一郎監督/柏レイソルU-15)から檄を飛ばされた選手たちは、前半とは対照的に見違えるようなプレーを披露。

 臆することなく前からボールを奪いにいくと、3分にはPKを獲得。これをFW福崎怜青選手(東京武蔵野シティFC U-15)が決め、反撃の狼煙を上げる1点をもぎ取った。その後も前に圧力を掛け、何度も好機を作ったEAST。

 しかし、なかなかゴールをこじ開けられない。時間だけが経過していくと、逆に後半のアディショナルタイム。左サイドからカットインしたWESTのMF中村尚輝選手(サガン鳥栖U-15)に、ダメ押し弾を決められて勝負あり。

 昨年同様にWESTが勝利を収める形でメニコンカップは幕を閉じた。MVPには攻守で存在感を見せたWESTのMF小川雄一郎選手(清水エスパルスJrユース)、敢闘賞には2得点を奪ったWESTのFW唐山選手と球際で強さを見せたEASTのMF谷口大晟選手(大宮アルディージャJrユース)が選ばれている。

(文・写真●松尾祐希)

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