良いGKになるための条件は「いかに原理原則にこだわるか」。GKの基礎『ポジショニング』と『構え』を学ぶ
2017年09月26日
コラムGKの基本的な「構え」の姿勢とは?
そして、原理原則でもう一つ重要なことが「構え」です。基本姿勢を大切にしないといけない。なぜなら、構えの姿勢にはすべて意味があるからです。
まずはつま先の向きは前にしてください。がに股でもだめですし、内股になりすぎてもいけない。特にがに股になるとあらゆる動きが遅くなるので、前向きを意識してください。そして、足の幅が重要で、動きやすい幅を意識してください。
人によって好みがあるのですが、肩幅よりちょっと広いぐらいが動きやすい幅とされています。これが地面反力を一番利用できる幅。左足を前に出すためにも、右足で地面を蹴らないといけない。
【つま先は前向きに。がに股、内股になりすぎないこと。動きやすい足の幅を意識する】
その時に一番地面にパワーが伝わる幅を常に取っておくことが必要。そして、アンダーキャッチをする際にひざを折るのですが、足の間をボールが通らないサイズにするためにも肩幅より少し広いぐらいがベスト。幅が狭いと足が当たってしまいますから。
そして、ひざは曲げます。目的は前重心にするため。つま先に体重を乗せることを意識します。体勢は猫背にならないこと。いい姿勢のまま腰を落とす。猫背になると動くために一度上体を起こさないといけないのですが、その時間がもったいない。最初から起こしておくべきでしょう。
手の位置はひじを軽く曲げておへその前。上にも下にも出せる状態にしておきます。手の甲は上に向けないで、自然の形にしておく。手の甲を上に向けると、上に出す際は楽なのですが、下に出す時に手首を回さないといけない。そこで時間がかかるので、自然の形にしておいてください。腕の位置に関しては、キャッチングを考えたら、前に置いておく方がいいのですが、腕は1本約5kgもあって重いんです。
なので、あまり前に出すことを意識し過ぎると動きが遅くなってしまうことがある。柔軟にしておくべきでしょうね。僕は自由にさせています。イタリア代表GKブッフォンは下げています。
【手の位置はひじを軽く曲げておへその前にして上にも下にも出せる状態に。ひざを曲げて、つま先の向きは前にする。足幅は肩幅より少し広くとるのが理想。上写真のようにアンダーキャッチが行いやすくなる】
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 【AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024】U-17日本女子代表メンバー発表!2024.04.15
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!2024.04.11
- 「東北トレセンU-13」が開催!2024.04.10
- 【AFC U23アジアカップ カタール2024】U-23日本代表メンバー発表!2024.04.08
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.19
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.19
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.19
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.19
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.19
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
ADVERTORIAL
ジュニアサッカー大会『2024'DREAM CUPサマー大会in河口湖』参加チーム募集中!! |
人気記事ランキング
- 自分よりも大きくて速い選手も1対1で抑える。内田篤人から学びたい守備時の姿勢【フィジカルのプレーモデル】
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- 「俺、プロだったけど下手になってる」松井大輔が痛感。横浜FCスクール初指導に密着、子どもたちへの指導の狙いとは
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 「もも上げクランチ」でキック力を鍛える!/【サッカー専用】小学生のための体幹トレ
- 「2023ナショナルトレセンU-14 (後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 三笘薫のドリブル・カットインの秘訣に迫る。1対1で相手を抜き去るための“沈む動き”とは【フィジカルのプレーモデル】
- ジュニア年代にも大切なトップ選手の共通点は?“自重コントロール”の重要性【フィジカルのプレーモデル】
- 4ゴールのゲームは守備の練習にはならない!? 課題となるタスクから逆算し正しく制約を課す【スモールサイドゲーム】