コラム

選手に”レベル差”があるチームが取り組むべきトレーニング。指導者は選手の「成功の瞬間」と「表情」を見て褒めることが大切

2017年10月05日

ジュニアサッカーの現場にはさまざまな疑問や悩みがつきもの。指導者から子ども、そして保護者の方々が抱くものを、ファンルーツの指導者たちがアドバイスします。今回は、子どもの成長発達ついて1つの疑問を解決します。

(再構成●ジュニサカ編集部)

『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.32』より転載


Q1

チームの中で選手にレベル差があります。どのような指導をすればよいですか?


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(写真●佐藤博之)

レベルに応じた「楽しい」トレーニングを

 レベルの高い選手に合わせると、レベルの低い選手がついて来られません。練習が楽しくなくなり、サッカーから離れてしまう可能性があります。しかし、反対にレベルの低い選手に合わせてしまうと、レベルの高い選手が成長しません。確かに難しいところです。

 私の場合は、アベレージの選手をターゲットにして練習のテーマを決めます。その中で、ルール設定によって難度を変えるようにしています。例えば、4対1のパス回し。レベルの高い選手は、個々にボールタッチ数に制限をかけるとか、利き足の使用を禁止するといったルールを設けます。レベル別にグループで分ける場合は、レベルの高い選手のグループはハイテンポ、レベルの低い選手のグループはゆっくりとしたテンポで丁寧に行うといった調整も可能です。

 また、小学生年代では特に「楽しさ」が重要なポイントになります。具体例を一つ紹介しましょう。まず、選手のレベルを平均的に分けたグループを作ります。各グループの手前から奥まで4つのコーンを並べます。グループの先頭の選手がボールを持ち、キックターゲットのような形で手前のコーンに当てます。成功したら、先頭から 2番目の選手が次のコーンを狙います。先頭が失敗したら、2番目の選手も一番手前のコーンを狙います。

 全グループで一斉にスタートして、一番遠いコーンに最初に当てたグループが勝つという競争を行います。 グループで競争をしながら、各自がどの距離なら正確に狙えるのかというレベルを知ることができます。次に、4つの列を想定して、それぞれの前方に距離を違えたコーンを置きます。先ほどの練習の4つのコーンと同じ距離設定がいいでしょう。最左列は手前のコーン、最右列は一番奥のコーンを狙うという具合です。今度は選手全員が一番近い距離から始めて、クリアできた選手は次の距離のコーンに挑戦します。各自がレベルに応じた練習を積むことが可能になります。

 また、大切なのはレベルの低い選手に対してコミュニケーションを取ってサポートすることです。小学生の場合、レベルの高い選手は基本的には放っておいても自主的に練習に取り組むケースが多いです。得意なことをやるのは、誰でも好きだからです。ですから、レベルの低い選手のモチベーションのケアの方が大切になります。失敗の指摘は誰にでもできますが、数少ない成功の瞬間とそのときの選手の表情を見逃さないこと、そのときにしっかりと褒めることが重要です。

 

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