コラム

風間八宏の教えを紐解く。「子どもと大人、上手くなるのに違いはない」

2017年11月16日

なぜ風間八宏監督の指導で選手はサッカーが上手くなるのでしょうか。川崎フロンターレで超攻撃的なフットボールを展開し、今季から率いる名古屋グランパスでもJ2最多となる「83」得点(J2第41節終了時点)を奪うなど風間監督の指導でチームの攻撃力は何段階もアップします。選手の技術を向上させ圧倒的な攻撃力を発揮する秘密。それは風間理論による「止める」に隠されていました。

文●西部謙司 写真●編集部


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風間理論はなぜ選手を上手くするのか?

 風間八宏監督の率いた川崎フロンターレ、名古屋グランパスの特徴といえば、とてもよくパスがつながって得点が多いことです。見ていて面白いサッカーですね。

 風間監督の指導の特徴は「選手を上手くすること」です。選手が上手くなることで、チームとしても上手いプレーができる、結果的にパスがつながるし得点も入るということです。では、何がどうなれば上手くなるのでしょうか?

 サッカーが上手くなるのには、実は子どもも大人も違いはありません。基本はボールを上手く扱えることです。初心者ならともかく、プロの選手のボール扱いが上手くなるというと不思議に思うかもしれません。ところが、風間監督の指導を受けることで実際にプロの選手が上手くなっています。

 上達の入口はボールを「止める」ことです。プロの選手がボールを止められないはずはないですよね。でも、風間監督の「止める」は少し意味が違っているのです。風間監督の「止める」は、ボールを静止させることです。ボールが転がっていない、動いていない、それが「止める」なんですね。
 
 2人の選手が10メートルぐらいの距離で向き合ってパスの練習をします。インサイドキックで対面の選手の足下へパスして、それを止めて蹴り返す。とても単純な練習です。そこで風間監督は「止まっていない」と注文をつけます。風間監督によると、何も教えなければプロの選手でもほとんど「止まっていない」そうです。そこで風間監督が見本を見せます。それでもすぐに同じように止まる選手は少ないそうです。止め方が違うからです。

 ボールを止めるときに「足を引いてボールの勢いを吸収しなさい」と教えられることが多いと思います。これでもボールは止められますが、風間監督の教える止め方はこれとは違います。

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