サッカーで起こりやすいケガの種類とは。 対処法とケガとの上手な付き合い方

2017年11月20日

コラム

スポーツをプレーしていれば必ずケガという問題にぶつかります。まずは、ケガをしないということが大切になると思いますが、どんなに気をつけていてもケガをしてしまう場合もあります。そういった場合にはどうケガと向き合えば良いのでしょうか。順天堂大学医学部の先任准教授でブラジルW杯に日本代表のチームドクターとして帯同した池田浩先生の言葉に耳を傾けます。

(文●高畠正人 写真●佐藤博之、編集部)

ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.34』より転載

 
※この記事は2015年4月15日に掲載した記事を再編集したものです。
 


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「できる限りケガを回避する努力が必要」

 サッカーにケガはつきものだ。試合での不慮のアクシンデントから、日々の練習での小さなケガまで、サッカー選手でいる以上、どうしてもケガはついてまわる。

 しかし、ケガをするのは当然だからしようがないと諦めるのは間違っている。大切なのは、いかにケガをしない体を作るかであり、してしまったケガを悪化させないかだ。日本代表のチームドクターを務める池田浩先生はこう語る。

「ケガをしないためにいろいろな知識を身につけることが必要です。試合になるとどうしても無理なプレーをしなくちゃいけなかったりして絶対にケガをしないという保証はない。そうである以上、選手としては、できる限りケガを回避するための努力をしなくちゃいけないということです」

 ではケガをしないためにはまず何をすべきか? 特にジュニア年代の場合は、将来を見据えたカラダ作りを心がけることが重要だ。

「やっぱり、体を作る基本は食事ですから、バランスのいい食事を摂ることが重要です。”野菜なんて食べなくても大きくなれるよ”と言わずにしっかり生野菜を摂ったほうがいいです。ビタミンもたっぷ摂れますしね。

 睡眠も大事です。メールやゲームを夜遅くまでやっていて、寝不足のまま練習に参加しても決していいトレーニングはできない。体調がいい状態でトレーニングをしなければ、いい体は作れない。

 極端にいえば、徹夜してトレーニングしても絶対によいトレーニングはできないですよね? 睡眠時間が1~2時間減るだけでも、ベストとはいえない状態で練習をするわけです。1~2時間なら変わらないよと思うかもしれませんが、年間だと何十時間もの差になってしまうことを忘れないで下さい」

 当たり前のことだが、食事と睡眠は健康の基本。常にいい状態でいることがケガをしない体を作る第一歩でもある。

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