JリーグMVP&得点王に輝いた小林悠の少年時代。得点力の秘密はジュニア時代に身につけた“自らの武器”
2017年12月07日
インタビュー
【ブラジルW杯で優勝を飾ったドイツ。小林悠選手はバイエルン・ミュンヘンに所属するミュラーが”凄かった”と話した】
ワールドカップは自分の武器を作るヒントになる
――(2014年の)6月から7月にかけて開催されたブラジルワールドカップで気になった選手はいましたか?
ミュラー(ドイツ代表)はすごかったですね。ゴール前のここ、というところにいますし、他のプレーも柔軟にこなしていました。まずは点をとれるということがありますが、その上でいろんなプレーをかなり高いレベルでこなせていて、いい選手だなと思いました。そのミュラーがずば抜けて見えなかったのは、ドイツの選手たちの能力が平均的に高いからだと思います。チーム全体のバランスがすごく良かったし、強かったと思います。
――自分に置き換えて見ていたりはしたのですか?
試合を見ていて、もちろん僕よりもすごい選手ばかりなのですが、「今のはこう動いた方がいいんじゃないかな」とか、「今こうしたら裏をとれたのに」とか、ついついそういう見方をしていました。特に動き出しの場面に注目して見ていましたね。
――子どもにとっては武器を作るヒントにもなりますね。
そう思います。良いプレーだなと感じたことを、すぐ次の日にやってみるとか、そういうのが自分のものになったりするので、それは大切だと思います
――日本人が世界に通用する技術はなんでしょうか?
動き出しというところは通用するんじゃないかなと思います。相手をはずせれば、体の強さは関係なくなるので。自分のマーカーとの駆け引きで、そこで勝ってしまいさえすれば、一気に置いていける。相手がパワーを出して食いついてくれば、食いついてくるほど裏をとれたりするものなので、そういうところは日本でもどんどんやっていけると思います。
――では最後にプロを夢見ている子どもたちにメッセージをお願いします。
僕はプロになれないと思ったことが何回もありました。でも所属したチームでの仲間との出会いとか、小さい頃からの指導者のめぐり合わせとか、運もあってこうやって実際にプロサッカー選手になることができました。それはサッカーが好きで続けてきたからだと思います。サッカーを好きでずっと続けてきて、あきらめなかったからだと思います。その原点にあるのは、本当にサッカーのことを好きな気持ちでしたし、サッカーが好きだから負けたくないと思う気持ちでした。たくさんケガもしましたが、サッカーが好きだから耐えられたということもあります。だから、まずはサッカーのことを好きになって、サッカーを続けてほしいと思います。
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