JリーグMVP&得点王に輝いた小林悠の少年時代。得点力の秘密はジュニア時代に身につけた“自らの武器”

2017年12月07日

インタビュー
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BORDEAUX, FRANCE - JULY 02:  Thomas Mueller of Germany celebrates victory after winning  the UEFA EURO 2016 quarter final match between Germany and Italy at Stade Matmut Atlantique on July 2, 2016 in Bordeaux, France.  (Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)
【ブラジルW杯で優勝を飾ったドイツ。小林悠選手はバイエルン・ミュンヘンに所属するミュラーが”凄かった”と話した】

ワールドカップは自分の武器を作るヒントになる

――(2014年の)6月から7月にかけて開催されたブラジルワールドカップで気になった選手はいましたか?

 ミュラー(ドイツ代表)はすごかったですね。ゴール前のここ、というところにいますし、他のプレーも柔軟にこなしていました。まずは点をとれるということがありますが、その上でいろんなプレーをかなり高いレベルでこなせていて、いい選手だなと思いました。そのミュラーがずば抜けて見えなかったのは、ドイツの選手たちの能力が平均的に高いからだと思います。チーム全体のバランスがすごく良かったし、強かったと思います。

――自分に置き換えて見ていたりはしたのですか?

 試合を見ていて、もちろん僕よりもすごい選手ばかりなのですが、「今のはこう動いた方がいいんじゃないかな」とか、「今こうしたら裏をとれたのに」とか、ついついそういう見方をしていました。特に動き出しの場面に注目して見ていましたね。

――子どもにとっては武器を作るヒントにもなりますね。

 そう思います。良いプレーだなと感じたことを、すぐ次の日にやってみるとか、そういうのが自分のものになったりするので、それは大切だと思います

――日本人が世界に通用する技術はなんでしょうか?

 動き出しというところは通用するんじゃないかなと思います。相手をはずせれば、体の強さは関係なくなるので。自分のマーカーとの駆け引きで、そこで勝ってしまいさえすれば、一気に置いていける。相手がパワーを出して食いついてくれば、食いついてくるほど裏をとれたりするものなので、そういうところは日本でもどんどんやっていけると思います。

――では最後にプロを夢見ている子どもたちにメッセージをお願いします。

 僕はプロになれないと思ったことが何回もありました。でも所属したチームでの仲間との出会いとか、小さい頃からの指導者のめぐり合わせとか、運もあってこうやって実際にプロサッカー選手になることができました。それはサッカーが好きで続けてきたからだと思います。サッカーを好きでずっと続けてきて、あきらめなかったからだと思います。その原点にあるのは、本当にサッカーのことを好きな気持ちでしたし、サッカーが好きだから負けたくないと思う気持ちでした。たくさんケガもしましたが、サッカーが好きだから耐えられたということもあります。だから、まずはサッカーのことを好きになって、サッカーを続けてほしいと思います。

YOKOHAMA, JAPAN - DECEMBER 05:  Yu Kobayashi of Kawasaki Frontale celebrates the J.League Player of the Year Award with his wife and children during the 2017 J.League Awards at Yokohama Arena on December 5, 2017 in Yokohama, Kanagawa, Japan.  (Photo by Etsuo Hara - JL/Getty Images for DAZN)

<関連リンク>
『ジュニアサッカーを応援しよう! VOL.34』

 

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